2009年09月30日
紙のスプーン

プリンを買った時、スーパーのレジの人が何も聞かずに袋に入れてくれた
スプーンは、平たい紙製で折り曲げるようなスジが入っていました。
指定されたスジのセンターライン通りに半分に折り曲げたら、出来たのが
下の写真のような紙スプーンです。
柄にあたる部分が2つ折になったので、強度が増した点はいいですね。
けれどもプリンをすくうには、ヘラのようなスペースがフラットすぎて滑り気味。
この部分に「凹み」形状があると、もっとすくい易いと思う。
こういう場合は、「そう思った人が、やってみる」のが原則なので、今度の
週末にでも、試しに「紙」で作ってみるとしよう。

2009年09月26日
たまご家のモンブラン
ここの所、伊万里の隣の武雄市に行くことが続いていて、スイーツで
休憩するときには、たまご家さんの武雄店に立寄っている。
この店はあいかわらず、女性客が多くて混んでますね~。
イオン系のスーパーのマックスバリューやTSUTAYAとしまむらなどの店舗と
同じ立地だし、すぐ近くにはボーリング場やゲームセンターもある。
子供連れのヤングママから中高年女性と幅広い客層を見ると、業種からみた
「店舗の立地」で、お客さんがいる場所にお店がある。
NHKの大河ドラマ「天地人」じゃ~ないけれど、「天の時、地の利、人の和」は
やはり、どんな業種でも基本となる原理原則ですね。
写真は、秋のスイーツを代表する「モンブラン」。
底のほうには、たまご家ならではの「カスタードクリーム」が入っていて
秋の味わいと一緒に、一口で2度の美味しさが楽しめました。
Posted by デザイン散歩 at 12:19 | Comments(5)
2009年09月22日
モンドセレクションのお菓子

サントリービールにも、佐賀のお菓子「佐賀錦」にも、芋焼酎の広告にも
モンドセレクション金賞に選ばれたと書いてある。
ベルギーの民間団体、「モンドセレクション」に入賞したから、どれだけの
価値になるのか、まったくわからないけど、よく見かけるね。
ちょっと調べたら、審査料金が1,000ユーロだから、14万円ぐらいで
この団体の運営は審査料の収入でなりたっており、審査点数の
約5割が日本からの申請で、その8割が入賞しているそうです。
あいかわらず、海外の評価を鵜呑みにする傾向の日本人の
消費者購買心理をくすぐっている。
ハム、ソーセージなどはドイツの専門機関で入賞すると、業界で注目される
ように、専門業界での評価なら信頼できるけど・・・。
ビールやお菓子がうまけりゃ、うまいと思った人が買うだけなので、買った
人の声がその評価になると思う。
お客はこのマークがあるから買うのではなく、おいしいから、好きだから
買うので、目の前にいるお客の声を大切にするだけでいいんじゃないの。
それにしても、この田園ポテトも美味いね~。美味けりゃ~ええねん。
2009年09月21日
窯元は「作る特権」を楽しむべし
写真は陶箱弁当。こんな器が食卓の上に出てくるだけで楽しくなるね。
(前回の記事は、こちらから)
作るという特権を楽しむ豊かさ
焼き物を作るのが好きな人たちが有田にやってきて、有田窯業大学校で
勉強して、卒業したら、有田焼のメーカーや窯元で働いています。
あるいは、専門学校や美術大学などで陶磁器作りを学んで、有田に来て
メーカーや窯元で働いて、焼き物作りに携わっている人もいる。
窯元で働いていると、注文品の絵付けをする事になるから、自分で考えた
作品を自由に作るわけにはいきません。
しかし、春や秋には「陶器市」があるから、こういう機会に、スタッフが自由に
作った焼き物について、お客さんの声を直接に聞くのはスタッフのいい勉強に
なるし、そして、その作品が売れたら、焼き物作りの励みにもなる。
そこの窯元らしさも大事かも知れないが、せめて「陶器市」というお祭りの期間
ぐらいは、スタッフの自由な焼き物を展示すると、お客さんは今までとは違う
新たな作品と出会うことができて、有田の陶器市がもっと楽しくなるのでは。 続きを読む
Posted by デザイン散歩 at 12:49 | Comments(3)
2009年09月18日
もっと有田の魅力をアップ!
(前回の話はこちらから)
低迷する現象には、必ずその現象を引き起こす原因があり、低迷がまだ
続いている事は原因が、「今もそこにある」のです。
今より少しでも良くなる良くしたい、良く変わりたいと思うなら、今の目の前に
ある現状、現場をよく見つめて、今ある現実、現状のどこを、どうすれば
良くなるのかを考えるしかありません。
有田には有田焼という「モノ」と、有田町という「空間」の2つの魅力があると
思っています。そして、その魅力をもっと良くするには、有田に来る人への
「もてなし方」が大事になります。また、そこにある魅力を、もっともっと
光るように磨き上げるように、「試して」みるのもひとつです。

「有田町の魅力をさらにアップ!」
毎週土曜の日経新聞の別紙「日経プラスワン」の記事に、焼き物の町の
ランキングが出ていて、九州エリアでは、人気一番は有田焼。
専門家の評価ランキングで、観光、体験、買物と高得点でした。
これから書くのは、まあ~、ぼくの勝手な空想ですから、あまり気にせんで
かるく読み流してください。 続きを読む
低迷する現象には、必ずその現象を引き起こす原因があり、低迷がまだ
続いている事は原因が、「今もそこにある」のです。
今より少しでも良くなる良くしたい、良く変わりたいと思うなら、今の目の前に
ある現状、現場をよく見つめて、今ある現実、現状のどこを、どうすれば
良くなるのかを考えるしかありません。
有田には有田焼という「モノ」と、有田町という「空間」の2つの魅力があると
思っています。そして、その魅力をもっと良くするには、有田に来る人への
「もてなし方」が大事になります。また、そこにある魅力を、もっともっと
光るように磨き上げるように、「試して」みるのもひとつです。

「有田町の魅力をさらにアップ!」
毎週土曜の日経新聞の別紙「日経プラスワン」の記事に、焼き物の町の
ランキングが出ていて、九州エリアでは、人気一番は有田焼。
専門家の評価ランキングで、観光、体験、買物と高得点でした。
これから書くのは、まあ~、ぼくの勝手な空想ですから、あまり気にせんで
かるく読み流してください。 続きを読む
Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(2)
2009年09月16日
新ブランドの「アリタミュゼ」?
(前回の話しは、こちらから)
有田焼の補助事業として電通が企画して始まった「有田ルネッサンス」は
関係者の間では話題にもなった。しかし、入選作品の新ブランド(?)
「アリタミュゼ」は一時的に話題になっても、作品への関心が継続することは
どうもなかったようです。
有田ルネッサンス事業の入選作品をまとめたパンフレットには
=2007年、新ブランドスタート!「ARITAMUSE・アリタミュゼ」
と、書いてあります。
今までにない有田焼のデザインを発掘しようと、有田ルネッサンス事業で
入賞や入選した作品を、一枚のパンフレットにまとめ、これらのグループの
名称案が、企画提案をした電通から提出された。

それが、「アリタミュゼ」と名づけられ、アリタミュゼの名称の由来が
パンフレットには、以下のように紹介されています。
=「アリタと、MUSE(仏語でギリシャ神話の芸術の女神を意味する)の
合成語で、AMUSEはまた楽しさを意味しており、若い息吹が全国から
有田に吹き込まれ、若い有田焼となって世界へ楽しいテーブルシーンを
広げていくことでしょう。」と書いてある。
有田らしさがない作品なのに、若い有田という事で「アリタミュゼ」とは?
あれから3年近いけど、アリタミュゼは世界のどこに広がっていったのか。 続きを読む
有田焼の補助事業として電通が企画して始まった「有田ルネッサンス」は
関係者の間では話題にもなった。しかし、入選作品の新ブランド(?)
「アリタミュゼ」は一時的に話題になっても、作品への関心が継続することは
どうもなかったようです。
有田ルネッサンス事業の入選作品をまとめたパンフレットには
=2007年、新ブランドスタート!「ARITAMUSE・アリタミュゼ」
と、書いてあります。
今までにない有田焼のデザインを発掘しようと、有田ルネッサンス事業で
入賞や入選した作品を、一枚のパンフレットにまとめ、これらのグループの
名称案が、企画提案をした電通から提出された。

それが、「アリタミュゼ」と名づけられ、アリタミュゼの名称の由来が
パンフレットには、以下のように紹介されています。
=「アリタと、MUSE(仏語でギリシャ神話の芸術の女神を意味する)の
合成語で、AMUSEはまた楽しさを意味しており、若い息吹が全国から
有田に吹き込まれ、若い有田焼となって世界へ楽しいテーブルシーンを
広げていくことでしょう。」と書いてある。
有田らしさがない作品なのに、若い有田という事で「アリタミュゼ」とは?
あれから3年近いけど、アリタミュゼは世界のどこに広がっていったのか。 続きを読む
Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(0)
2009年09月14日
有田ルネッサンスの金賞作品
(前回の話は、こちらから)
先週から有田ルネッサンス事業のデザインコンペ入賞作品を紹介している
のは、入賞した作品の良し悪しではなく、有田焼の補助事業の取り組み方を
見つめ直すことが、これからの有田焼を考えるためには大事だと思って
書いていることをご理解してください。入賞した作品が問題ではなく
補助事業の企画内容と、その取り組み方が問題だったのです。

有田ルネッサンス事業で、最優秀金賞に選ばれたのが「BLOOM:ブルーム」。
3角形の大小5枚の中央に窪みがあるプレートが、5重の塔のように重なって
用途によっては、裏返してソースやドレッシングを入れたり、裏表使える
新しい発想の食器。立食パーティで片手で食すときにも便利で、湾曲した
フォルムは手に持ってもおしゃれ。と、紹介されている。
=審査員が推奨する最優勝の金賞作品ですから、審査員は全員、この3角形
作品を予約注文して買ってくれたことでしょう。
これにソースやドレッシングを入れて使おうとすると、スペースをとるために
テーブルはかなりの大きさのテーブルになるし、この3角形食器をソースや
ドレッシング入れにして、使いたいと思う人がどれだけいるでしょうか。
立食の時に片手で使えて「便利」とあるが、本当に便利なら立食パーティを
するホテルなどから注文が殺到しているはずです。 続きを読む
先週から有田ルネッサンス事業のデザインコンペ入賞作品を紹介している
のは、入賞した作品の良し悪しではなく、有田焼の補助事業の取り組み方を
見つめ直すことが、これからの有田焼を考えるためには大事だと思って
書いていることをご理解してください。入賞した作品が問題ではなく
補助事業の企画内容と、その取り組み方が問題だったのです。
有田ルネッサンス事業で、最優秀金賞に選ばれたのが「BLOOM:ブルーム」。
3角形の大小5枚の中央に窪みがあるプレートが、5重の塔のように重なって
用途によっては、裏返してソースやドレッシングを入れたり、裏表使える
新しい発想の食器。立食パーティで片手で食すときにも便利で、湾曲した
フォルムは手に持ってもおしゃれ。と、紹介されている。
=審査員が推奨する最優勝の金賞作品ですから、審査員は全員、この3角形
作品を予約注文して買ってくれたことでしょう。
これにソースやドレッシングを入れて使おうとすると、スペースをとるために
テーブルはかなりの大きさのテーブルになるし、この3角形食器をソースや
ドレッシング入れにして、使いたいと思う人がどれだけいるでしょうか。
立食の時に片手で使えて「便利」とあるが、本当に便利なら立食パーティを
するホテルなどから注文が殺到しているはずです。 続きを読む
Posted by デザイン散歩 at 12:45 | Comments(4)