2009年09月21日

窯元は「作る特権」を楽しむべし



写真は陶箱弁当。こんな器が食卓の上に出てくるだけで楽しくなるね。

(前回の記事は、こちらから)
作るという特権を楽しむ豊かさ
焼き物を作るのが好きな人たちが有田にやってきて、有田窯業大学校で
勉強して、卒業したら、有田焼のメーカーや窯元で働いています。
あるいは、専門学校や美術大学などで陶磁器作りを学んで、有田に来て
メーカーや窯元で働いて、焼き物作りに携わっている人もいる。
窯元で働いていると、注文品の絵付けをする事になるから、自分で考えた
作品を自由に作るわけにはいきません。
しかし、春や秋には「陶器市」があるから、こういう機会に、スタッフが自由に
作った焼き物について、お客さんの声を直接に聞くのはスタッフのいい勉強に
なるし、そして、その作品が売れたら、焼き物作りの励みにもなる。

そこの窯元らしさも大事かも知れないが、せめて「陶器市」というお祭りの期間
ぐらいは、スタッフの自由な焼き物を展示すると、お客さんは今までとは違う
新たな作品と出会うことができて、有田の陶器市がもっと楽しくなるのでは。  続きを読む


Posted by デザイン散歩 at 12:49 | Comments(3)