2009年09月11日

伊万里のブログ交流会



今夜は9月の第2金曜日で、毎月恒例の伊万里ブログ交流会です。

中心メンバーのタニシゲさんが、中小企業診断士の勉強をするために

9月から来年の3月まで東京の中小企業大学校に単身赴任しました。

今夜は東京にいるタニシゲさんと、ネットで画像を見ながら

一緒に参加してもらっています。

どんどんネットを利用して、今夜の伊万里ブログ交流会は楽しいね。
  


Posted by デザイン散歩 at 20:10 | Comments(4) | 日記

2009年09月11日

有田ルネッサンスの入賞食器

(前回の続きはこちらから)
今回は、有田ルネッサンスの「入賞作品」を紹介します。
入賞作品ですから、どれも個性的なモノばかり。
パンフレットに、「遊び心がカタチになった」と、書いてあるように
どの入賞作品も、遊んでいるのは確かだと思う。
同じパンフレットの表紙には、「ベストセラーの予感がする」とあるが
残念ながら、そんな予感は全くどれを見ても感じられません。

これらの作品を作った商社や窯元は、大変なエネルギー(人、金、時間)を
使った事でしょうが、これからの有田焼としては成立しないでしょう。
まあ~、見てもらうのが早いので、入賞作品をじっくりとご覧ください。


①優秀賞ー楽・ease(イーズ)
 漆器のような味わいの磁器陶板です。しかも両面使えるように
 なっていますから、気分によって表裏を変えて楽しめる。
 この陶板セットのサイズは、幅20cm、長さが50cm。
 価格は¥26,250。
 
=塗りモノ(漆器)のアイデアを、ただ焼き物に転用しただけ。
 食卓で、食器をリバーシブルで使うような食事シーン自体が、
 これからの食卓を豊かにする遊び方でしょうか。  続きを読む


Posted by デザイン散歩 at 12:44 | Comments(2)

2009年09月08日

有田ルネッサンス・その後ー①



有田焼は佐賀県の伝統的地場産業ですから、有田焼の関係者には
ガンバッテほしいものですが、今より良くなるには、今の良くない所を
改良、改善して、「改める」しかありません。
そこでモノ作りに関わる一人として、頑張れと言うだけでなく、応援したい
気持ちから、今までの有田焼の「取り組み方」について、総括をする
ことが大事と思い、しばらくは有田焼について書いていきます。
それは有田焼の状況は、国内の他の伝統的地場産業や、地方の中小
企業にも共通する課題でもあるからです。

有田焼の商社や窯元が共同で取り組んだ事業のひとつに、平成19年の
「有田ルネッサンス」という事業がありました。
有田ルネッサンスなんて名前を初めて聞く人もいるでしょうから
まずは、この事業について簡単に説明します。

低迷する有田焼を何とかしようと、大手広告代理店の電通が企画した
「食器デザインコンペ」を実施し、全国や世界から新しいデザインを集め
446点の応募の中から、第一次審査をパスした20作品を有田焼商社と
窯元が共同で、型代などを自己負担して作ったのです。  続きを読む


Posted by デザイン散歩 at 12:33 | Comments(0)