2009年11月27日
伊万里鍋島焼おかみ会のテーブルコーディネート展・その①

11月27日(金)の今日から始まった伊万里鍋島焼窯元おかみさんたちの
テーブルコーディネート展を、昼休みを利用して見てきました。
江戸時代の大庄屋・前田家住宅には、青い幕が飾って催しをしている
雰囲気を出して、前庭の紅葉もきれいに色づいてました。

家の座敷には伊万里鍋島焼の窯元の器によって、1月から12月の月毎の
イメージのテーブルコーディネートが、12点展示されています。
それぞれのテーブルには、テーマや料理、使っている器の説明文があり
見ている人たちにも、わかりやすいよう親切になっている。
最初の作品は、文三窯(三宅製陶所)。
鍋島青磁のシンプルな蓋物食器をメインにし、テーブルセンターには稲穂で
季節を演出してます。取り皿には色絵を施して、にぎわい感があり
青磁だけでは涼しげなので、朱色の汁器で温かさをカバーしていますね。

赤い色彩が印象的な、畑萬陶苑の作品。
箱膳での構成と、センターの生け花というか、生け木の桃が大胆~。
3月の桃の節句の祝いのような、あざやかな空間になっています。

何枚もの写真を見ても、やはり写真で、その美しさや空間を体感するのは
無理ですから、現場に行くに限ります。見ごたえありの太鼓判!
明日の28日(土)、29日(日)には、ぜひ前田家住宅に~。
*問合わせは→大坪公民館:0955-23-9898
ねこの時間:090-7580-5456
2009年11月26日
キューピーのサンタさん

世界的にも可愛いキャラクターの、キューピー。
背中に羽根を持つ天使のキューピットがモチーフですが
今では、マヨネーズ企業のマスコットにもなってます。
もうすぐクリスマスが近いせいか、キューピーがサンタクロースのように
なったピンバッジがありますが、今回は、ただ可愛いだけでなく
チャリティの顔になって登場しています。
そして、青く光輝いているのは、あのスワロフスキーのクリスタル。
青い色の他に、ピンク色と透明の3色があります。

世界の貧困地域の子供たちへ、図書や学校などを作って支援している
ROOM TO READ(ルーム・トゥ・リード)のチャリティで、このキューピー
バッジの売上がここの活動への支援につながっている。
スワロフスキーも協賛して、キューピーのクリスタル付きバッジが300円。
可愛いキューピーだし、図書活動の支援だし、買っちゃったでしょ!
詳しくはこちらを→ROOM TO READ
2009年11月25日
伊万里鍋島焼おかみのテーブルコーディネート展
今年の11月、伊万里大川内山の藩窯秋まつりで、初めて開催をして
来場したお客さんから大好評だった、伊万里鍋島焼の窯元おかみさんの
テーブルコーディネート展が今週の27日(金)、28日(土)、29日(日)に
伊万里の大庄屋・前田家住宅で本格的に展示されます。
窯元おかみさんたちもガンバッテ集中していますから、江戸時代の大庄屋
建築の「和の空間」に、伊万里鍋島焼を使ったテーブルの「器の空間」の
構成は、きっと素晴らしいものになるに違いない。
庭の紅葉もきれいに赤くなっているから、これは期待できますね~。
今週末は、ぜひ伊万里の前田家住宅に立ち寄って見てください。
*テーブルコーディネート展の問い合わせは。
大坪公民館=0955-23-9898
ねこの時間=090-7580-5456
2009年11月25日
普通すぎるカミソリ

一見すると何の個性も無い、プラスティックの普通なカミソリですが
カミソリの役割は、顔のヒゲを剃るための道具ですから、切れ味が
一番、重要になります。
切れ味という味はどんな味なのだろうか。
スパッとして、切っている抵抗感を手や腕に感じることなく切れるのか
あるいは、切っている自由さが感じられる味なのだろうか。
そんな自由で軽やかな印象がある、写真のカミソリは「貝印」の製品で
取っ手部分がスケルトンになって見るからに軽やかな印象です。
そして指があたる場所には細やかなスリットが、成型抜け方向に施して
握り易くしてあり、取っ手の先端も丸くにすることで手への当たりを和らげる
など、基本を押さえたデザインに仕上げています。
普段の日常に使う道具ほど、これはデザインしましたよと主張しないで
普通なスタンダードに仕上げるのも、またデザインの仕事です。
貝印のカミソリや鋏、包丁などは、「世界のKAI」と業界では呼ばれおり
刃物で有名な岐阜県の関市から、世界に向けて作られています。
2009年11月13日
鍋島青磁のやわらかな器

11月1日から始まった大川内山の「藩窯秋まつり」では、窯元さんの
展示場にもお邪魔して、いろんな食器を見させてもらった。
鍋島焼の特長でもある「鍋島青磁」を手がけている窯元の虎仙窯さんに
立寄ったら、やわらかな青磁の煎茶碗が置いてあった。
窯元さんによっては青磁釉薬もいろいろな特色があり、深い緑色もあれば
さわやかな青磁もあり、この煎茶碗を手に持ってみたら、ずいぶんと
手になじみやすい形状でした。
飲み口の部分も「うすく」仕上げてあり、やわらかなで上品な印象の青磁
煎茶碗です。ほん少しの窪みがあるだけで、持ちやすくなっていて
やわらかな表情だけでなく、器が持ち易いのもありがたい。
2009年11月08日
朝焼けの伊万里川
昨日は北風も吹かないで、ずいぶんと暖かな伊万里の一日でした。
暖かいだけで体も動きやすくなるせいか、夕方にジョギングをしても
体重は変わってはいないのに、体が軽く感じるのは気のせいです。
その暖かさが今日も続いて、日曜の朝にしては珍しく早起きしたので
近くの伊万里神社まで、さいわい橋を渡って朝の散歩にと。
その「さいわい橋」から、朝焼けが伊万里川に映っている今朝の1枚。
暖かさはおだやかさにも通じるような気がした朝の散歩でした。
2009年11月05日
京都からのお土産は「黒ごま・おたべ」

先週末の「ブランド」をテーマのセミナーでは、講師として京都の大学で
デザインを教えている、友人のY教授に伊万里に来てもらった。
セミナーの話が一段落したら、Y教授から参加された皆さんにお土産と
黒ごま・おたべを頂き、お茶を飲みながら雑談的な雰囲気に変わった。
京都のお土産では八つ橋が代表的だったが、今では「おたべ」に代わって
お菓子の世界では、あまり美味しさを感じさせない、「黒い色」を使って
おたべの中に、「黒舞台」というお菓子のシリーズを立ち上げている。

黒い色だけでは心配だったのか、底箱の色は黒ではなく赤を使っている。
箱の印象としては「黒」ですが、まるで着物の内側に朱色を当てるように
この赤色があることで、お菓子にも「色気」を感じさせている。
こんな細やかな気配りをする、「おたべ・黒ごま」はタダモノではないね。