2009年12月26日
ちょっと贅沢な珈琲店

贅沢な珈琲店といっても、高級カフェのことではなく、マキシムの
ドリップパックの商品名です。
たまにですが、朝から濃い目のコーヒーを飲んで、頭というか気分を
目覚めさせて、「カツ」を入れたい時がありますね。
年末のこの時期に今さら「カツ」を入れて、どうなるものではないけれど
気分をシャキッとするには、川風の寒風摩擦よりもコーヒーがいいね。
台所の引き出しを開けたら、「ちょっと贅沢な珈琲店」という、1杯分の
ドリップパックがあった。
コーヒー店と書かないで、「珈琲店」と漢字にする事で、本格的な
味わいが楽しめそうな印象を与えようとしている。

コーヒーカップの縁に、ドリップパックがうまく引っかかるように
工夫されて、こういう細やかな工夫が大事ですね。
成熟化社会で、物が余っている時代ですから、ほんのちょっとした
細やかな事が、大きな別れ道の分岐点になるのでは。
2009年12月24日
焼きしゃぶの佐賀牛レストラン季楽
たまに佐賀へ出かけた時、たまにランチに立寄るお店が
JA佐賀直営の「佐賀牛レストラン・季楽(きら)」。
レストランの名前に「佐賀牛」と、しっかり付いています。
ランチメニューを見ていたら、「焼しゃぶ」というのが目についたので
「これはどういうの?」たずねたら、陶板みたいな板で、しゃぶしゃぶ肉や
野菜を焼いて食べると説明があった。
焼いて食べる「しゃぶしゃぶ」ですから、当然、肉はしゃぶしゃぶの薄さ。
写真では、たくさんあるように見えますが、しゃぶしゃぶ用に薄い。
薄い肉だから陶板で焼いたら、すぐに食べれるので、ランチタイム時の
短い時間でも、ゆっくりと佐賀牛を噛み締めながら味わえます。
焼しゃぶの熱源はIHで、スイッチを入れるとズ~ンと電磁波動が伝わり
黒い陶板のような特殊な板がすぐに熱くなり、ここも「IH」になっている。
それにしても、このIH対応の黒い陶板はスグレモノ!
スタッフに尋ねたら、どうもお店の特注品らしく、非売品でした。
2009年12月21日
貝印の爪切り

伸びた爪を切る時に使う道具の「爪切り」。
一般的には金属部分の表面仕上げにはクロームメッキが多く、表面が
ピカピカしている仕上げには、清潔感や高級感があります。
ですが、ピカピカしている事は、表面がツルツルしている事でもあり
指先に持つと、ちょっと「すべる」場合もあります。
ところが写真の爪切りにはクロームメッキ仕上げとは、ちょっと違って
艶消しの表面仕上げが施されています。
仕上げが「艶消し」ですから、ほんの少しですがすべりにくい。
色味が灰色になっているせいで、ずいぶんと地味な印象だけど
信頼できそうなソリッド感は出ている。
この間、伊万里に雪が降っている風景を見ながら爪を切ったのですが
クロームメッキよりも、この艶消し仕上げの方が、爪切りに触った時の
体感温度の、冷たさが違ってました。
クロームメッキの方は冷たいのですが、艶消し仕上げは触った時には
それほどヒヤッと冷たさを感じない、指先に優しい体感温度でしたね。
「爪を切る」という機能だけでなく、爪切りを指先に触った時の「触感」が
優しくて、表面仕上げにこだわった、カイカットデザインの爪切りです。
2009年12月19日
佐賀牛ハンバーグのプレミアム

昨日は雪がちらつくなか、佐賀県の東部に位置する諸富町に出かけた。
木工所との打合せが思ったよりも早く済んだので、伊万里に戻る前に
さがファンブログで、いつも美味しそうな佐賀牛の写真を出している
肉のニシムラさんに立ち寄ろうと、お店にお邪魔してきた。
予約をしてなかったけど、ニシムラさんお薦めの逸品
佐賀牛ハンバーグプレミアムに運良くご対面できました。
肉のスペシャリストがこだわった、手ゴネで作った
佐賀牛ハンバーグプレミアムの事は→肉のニシムラ公式ブログ
美味しい画像を見ていると、生つばが出てきて食べたくなるね。
Posted by デザイン散歩 at 12:29 | Comments(2)
2009年12月08日
伊万里から新商品の「香・ねぎ」

今日の記事は、伊万里の新商品を紹介します。
伊万里の特産品には、伊万里牛や伊万里梨などが有名ですが
小ねぎ作りにこだわっているのが、伊万里グリーンファームさん。
そこから小ねぎをカットして乾燥させた、「香・ねぎ」が新発売された。
代表の前田さんは地域起こしにも熱心な方で、伊万里牛ハンバーグの
世話役やら、伊万里商工会議所の「全国展開プロジェクト」で伊万里牛を
使った「加工食品」作りにも、協力していただいている。
今回のテーマは、「伊万里名物プロジェクト」と題して、いろいろ試作中で
来年2月、東京の見本市出展に向けて、ただいま準備中~。
そんな事もあり、伊万里グリーンファームさんの会社に伺う機会が増えて
写真の「香・ねぎ」や、唐津の「一の塩」と共同で
作った「ねぎ塩」などの商品作りが話題になります。
「香・ねぎ」のガラス瓶をよ~く見ると、「ねぎ名人の前田さんの」とあり
これは決して自称ねぎ名人ではなく、1997年佐賀農業逸品づくり名人の
「こねぎ部門」で表彰されている、正真正銘の「ねぎ名人」です。
*「香・ねぎ」、「ねぎ塩」の問合わせは
→(有)伊万里グリーンファーム:0955-23-5780
2009年12月07日
バウムクーヘン・ねんりん屋

ブームの勢いが少しは落ち着いたような焼き菓子のバウムクーヘン。
そんなブームに火をつけたのが、バウムクーヘン専門店の
「ねんりん家」です。
経営している会社はグレープストーンで、会社の名前を聞いてもすぐに
ピンとは来ないけど、「東京ばなな」を作っている会社と聞いたら納得です。
東京のお土産を買う「客層」と「その嗜好」、そして「人数」が集中している
場所に出店して、効果、効率の高いお菓子ビジネスを展開しています。
このブログではお菓子のネタを紹介していますが、それはお菓子の味ではなく
お菓子屋さんは家族で営んでいる「家業」が多く、また、生活に身近な
商品としてお菓子があるので、地方の小規模事業者の代表的な例として
また馴染みの近い「商品」としてお菓子を参考に商品開発や販路開拓など
ビジネスのヒントになればと思って書いています。
いろんな商品があるのは、いろんなビジネスのやり方があること。
バウムクーヘン・ねんりん家の場合は、和菓子や洋菓子のジャンルではなく
焼き菓子の中で、バウムクーヘンの「専門店」に特化しています。
バウムクーヘンはすでに良く知られているお菓子でもあり、今さら新しい
焼き菓子でもないのですが、「ビジネスの仕方」が新しい。
専門店に特化できるのは、競合する市場規模が大きくて、そこから大きく
一歩を抜き出るためには得策となりますが、地方では市場規模が小さい
から、和菓子や洋菓子をあれこれと用意しなければなりません。
あれこれあるから、情報が分散しがちですが、その中でも、「店の一押し」
商品やサービスを絞り込んで、集中することも必要になります。
肝心なのは、その事業所の「強み(特長)」を、市場(お客様)に伝えること。
その伝え方のひとつに、お菓子の場合は「パッケージ」が重要になり
お菓子を入れる「容器の箱」と位置づけるか、大事な情報ツールにするかで
お客さまへの「伝わり方」が分かれ道になる。
ねんりん家の包装紙には、「同心円」を描いて、色彩もやわらかなブラウンで
上手にバウムクーヘンをシンボライズしていますね。
2009年12月06日
ハスラーのポール・ニューマン
伊万里に来てから東京の時と比べて、回数が減ったものが2つあり
それは仕事が終わった後に立ち寄る、赤ちょうちんの居酒屋に通う
回数と、映画館で映画を観ることの2つ。
映画は映画館のスクリーンで観るものだと決めているので、映画を見る
には、隣りの長崎県佐世保市か、佐賀市のどちらかに行くことになり
佐世保までは車で40分、佐賀市までは60分かかるので、ちょっと
気軽には観に行けないから、DVDをレンタルして家で観ることになる。
32インチのTV画面で見るには、レッドクリフや宇宙物などスペクタルより
サスペンスものがちょうどいいようです。
ポール・ニューマンの主演映画「ハスラー」を、ずいぶんと久しぶり
(たぶん30年以上)にはなるでしょうが、DVDをレンタルして観ました。
ドンパチするアクションシーンが無い、静かな玉突きゲームなのですが
それでも迫力せまるシーンがあったのに、改めて気づきました。
時代は変われど、名画はいつ観ても名画に変わりはないね。