2009年11月25日

普通すぎるカミソリ

普通すぎるカミソリ

一見すると何の個性も無い、プラスティックの普通なカミソリですが
カミソリの役割は、顔のヒゲを剃るための道具ですから、切れ味が
一番、重要になります。

切れ味という味はどんな味なのだろうか。
スパッとして、切っている抵抗感を手や腕に感じることなく切れるのか
あるいは、切っている自由さが感じられる味なのだろうか。

そんな自由で軽やかな印象がある、写真のカミソリは「貝印」の製品で
取っ手部分がスケルトンになって見るからに軽やかな印象です。
そして指があたる場所には細やかなスリットが、成型抜け方向に施して
握り易くしてあり、取っ手の先端も丸くにすることで手への当たりを和らげる
など、基本を押さえたデザインに仕上げています。

普段の日常に使う道具ほど、これはデザインしましたよと主張しないで
普通なスタンダードに仕上げるのも、またデザインの仕事です。

貝印のカミソリや鋏、包丁などは、「世界のKAI」と業界では呼ばれおり
刃物で有名な岐阜県の関市から、世界に向けて作られています。



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Posted by デザイン散歩 at 12:49 | Comments(3) | グッドデザイン
この記事へのコメント
ふ~ん…デザインの奥って深いんですね~?
自然で気取ってなくて、それでいてシンプルで…
握り具合なんかもちゃ~んと研究して…
しかもスケルトン…
だれでも出来そうなところが出来ない…デザインの難しさでしょうかぁ?
Posted by 春旦 at 2009年11月25日 21:50
デザインの奥が深いとか、難しいってのは無くて
デザインするのは誰にでもできる楽しい事です。
ただ、名刺にデザイナーと書いたら、それなりに責任がありますが。
Posted by Dボーイ at 2009年11月26日 09:00
突然のコメント投稿で失礼いたします。
貝印 カイタッチ・プロジェクト!担当者のふじいと申します。
現在貝印では、貝印についてブログで取り上げていただいたお客様に、直接コミュニケーションをとらせていただく「カイタッチ・プロジェクト!」という活動を行っており、勝手ながら、コメントをさせていただきに参りました。

▼詳しくは「カイタッチ」と検索して頂きカイタッチ・プロジェクト!をご参照下さい。


この度は、弊社のカミソリをお使い頂き、ありがとうございます。
この商品は「セーフティ2」のスケルトンタイプでございます。

カミソリの使い心地と言うのは本当に人それぞれの感じ方があると思います。
私個人としては、肌を痛めることなく、スムーズにそれる感じが良い切れ味と思います!
また、デザインを行う際には、見た目の良さはもちろん、指のあたる部分を考慮して持ちやすさをも追及しております。
弊社カミソリのデザインに良い印象を持っていただけたようで、とても嬉しいです。
今後も皆様に快適なシェービングタイムをお届けできるよう研究を続けてまいります。

弊社サイトにリンクを貼らせていただきますが、不都合等ございましたら、ご連絡下さい。
今後とも貝印をよろしくお願いいたします。
Posted by ふじい(カイタッチ・プロジェクト!) at 2009年12月01日 14:53
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