2011年10月31日
赤いドイツ製の皮むき

今週末に開催する、スイーツルーツ・伊万里フェスタの準備や
伊万里お菓子倶楽部のスイーツルーツカフェの用意もありで
最近はデザインネタが少なかったので、今日はデザインを。
ちょっとはでじゃないのかと思った、赤い皮むき。
皮むきのデザインは、Y字のような形を多くみるのですが
写真のような、棒状のタイプも見かけます。
Y字形の皮むきは手前にひいて皮をむき、棒状タイプは
向こうに押して皮をむくタイプ。
のこぎりも、日本では「引いて」切るけど、外国では
「押して」切るタイプが一般的。
こんな赤い色だと目立つから、引き出しに入れて探すにも
手間がかからず便利でしょう。
パーツは赤い本体と刃先の2点だけでムダがない。
少し気になるのは、先端のトンガリ具合。
使っていて危険じゃないのはわかるけれど、使う前の
「買う」ときに、ちょっと考えるかも知れません。
2011年10月25日
頼りなさそうだけど、スグレモノ
ナイフの刃渡り部分と、手に持つところでは、見てのとおり
ホールド部分が細く、ちゃっちくて頼りなさそうな印象。
一般的なナイフのホールド部分は、刃渡りと同じような幅で
中が中空構造のタイプを多い。
頼りなさそうなナイフだなと思って、実際に持ってみたら
ホールドは細いけどホールド断面の形状が半円になって
しっかりして持ちやすい。
細いけど金属のかたまりなので、重さのバランスもよく
指のなかでの納まりもいいから、これは使いやすい。
特に刃渡り部とホールド部の「合わせの納まり」に、この
ナイフのデザインが集約されている。
見た目は、細くて頼りなさそうだからと、見た目だけで
物事を判断しちゃいけない。と、ナイフを見て反省。
見た目の印象が大事なんだと日頃から言ってますが。
「とらわれず・こだわらず・かたよらず」のフラットで
ニュートラルな視点を忘れんようにせんば。
2011年10月22日
ワインのコルク栓抜き人形
伊万里くんちだから、今夜はいつものビールは飲まない。
と決めて、夕食に飲んだのは新潟のワイン。
新潟は酒もうまいし、ワインもうまい。といっても場所じゃ
なくて、酒やワインを作っている人がいい。
台所用品やアウトドアー用品をデザインしていた時、新潟の
燕、三条市によく通ったおかげで、仕事の後に美味いお酒や
ワインを作ってる人に出会えた。
ワインのコルク栓抜きを、手の長い人形のように擬人化して
デザインをしたのは、イタリアのALLESI社。
マンジャーレ、カンターレ、アモーレのお国柄でしょうか
食べるときは、ワイワイ話しながら、楽しみながら。
だから、コルクの栓抜きを回していくと両手がだんだん上に
上がって、まるでくるみ割り人形のように。
こっちの人形は、コルク栓抜き人形になっちゃうね。
この栓抜きだと栓を抜くこと自体、楽しくさせてくれる。
2011年10月20日
審査員からほめられた器

青白磁・一段「ぐい呑み」
以前から鍋島青磁の透明感ある美しさを、器にどうデザイン
しようかと、アイデアスケッチを描いていました。
暮らしのなかで、一番使うだろう「湯呑」は山ほどあるから
青磁釉薬の美しさを表現する「カタチ」を考える前に、普段に
使っている煎茶碗(そば猪口ですが)を手に持って、お茶を
飲むたび酒を飲むたびデザインを考えてはスケッチを描いた。
食器は文字通り「食の器」なので、使いながら考えるとなると
1日に少なくとも3回は嫌でも考える癖がついてしまう。
そして、いくつか描いたデザインの中から、窯元さんと一緒に
作った食器が今年のグッドデザイン賞を受賞しました。
受賞できたのは窯元・虎仙窯さんの技術と努力のおかげで
細やかなことを言っては試作を作ってもらいました。感謝。
グッドデザイン賞・審査員の評価
=その透明感と形の美しさもさることながら、実際に手にすると
「段」が指にすいつくような感触があり、使いやすい。
伝統のものの良さを現代の食卓に使いつづけることを奨励する
すぐれた製品群だと思う。
2011年10月15日
黒米パンプキンロール@伊万里ブログ村
昨夜、伊万里ブログ村の交流タイムで登場した新作スイーツが
「黒米パンプキンロール」。
スイーツルーツ・伊万里フェスタが開催される、11月の5日
(土)と6日(日)の2日間に、まちなかのにぎわい作りと
せっかく、伊万里に来てくれるお客さまにおもてなしをしようと
伊万里お菓子倶楽部が「スイーツルーツ・カフェ」をオープン。
その時にだすスイーツのひとつを試食に持ってきてくれました。
今回のスイーツイベントが「伊万里の農産物」を使用したお菓子
なので、伊万里産の黒米とかぼちゃを素材にして作ったのが
黒米パンプキンロール。
ブロガーさんも「おいしかね~」と評判も良く、これはイイネ。
*伊万里お菓子倶楽部のブログは「スイーツ・ルーツ伊万里」。
*Facebookは「伊万里お菓子倶楽部ページ」 こちらもどうぞ。
Posted by デザイン散歩 at 20:11 | Comments(1)
2011年10月13日
金沢21世紀美術館はいいね!
誰かに「金沢21世紀美術館ってどんなとこ?」って聞かれたら
「面白いとこだから、行ってみるといいよ」という答になる。
なんだか楽しい仕掛けがいくつもあり、説明するのにどこから
話していいのかちょっと考えてしまうぐらい面白いところ。
21世紀美術館ができて7年、入場者は1000万。
1000万を7で割り算すると、年間に約150万人。
地方都市の美術館でこんなにたくさんの人が入っているには
ちゃんとした理由があると思い、この連休に出かけてきた。
10月は「工芸文化の町・金沢」らしく、いくつもイベントが
あるから観光客も多い。私もそのひとりだけど。
21世紀美術館の建物の周辺を「公園化」し、野外にも著名な
モニュメントを置いて、アートとの距離を近くしている。
写真の作品もそのひとつで、購入価格は9999万円。
この中に入って歩くと、これが不思議な視覚体験ゾーン。
こんなのを公園に置いているのと同じなんだから、タダで
体験できる。こんな美術館は今までに知らないね。
そう考えると入場者はチケットを数えて年間150万人の
数字がわかるけど、無料の野外施設だけ来た人もいるから
やって来た人は、もっと多いことになる。
子供から大人まで、ほんとにみんな楽しそうに遊んでいる
美術館の金沢21世紀美術館はいいね。
2011年10月06日
伊万里スイーツのポスター
10月1日発行の観光雑誌じゃらん九州に、伊万里スイーツの
新作発表会の広報がでました。
初めてのイベントを、より多くの人たちに知ってもらうには
広報活動でこれだけすれば、ハイおしまいなんてのはないから
人に会うたび「伊万里スイーツの新作を、11月5日と6日に
伊万里まちなか一番館で発表するので来てね」と話している。
広報に必要になるのが、伊万里スイーツのポスターやチラシ。
印刷会社のデザイナーAさんと、レイアウトや書体、カラーや
配置変更やサイズ変えるなど、何回も打ち合せを重ねた。
お菓子の画像を70%に縮小とか、位置を右に1cm移動して
ここの書体はゴチックにと、細かな修正が続いた。
今度のスイーツプロジェクトのキーワードは「スイーツ」。
スイーツって言葉を聞いたら、たいていの人は嬉しく楽しくて
笑顔が生まれると思うので、ポスターのデザインコンセプトは
「楽しい」。これってあまりにも普通すぎるコンセプトですが
スイーツやお皿が散りばめられ、楽しくなったと思う。
校正もすんだので、印刷の出来上がりは12日(水)の予定。
印刷会社のデザイナーAさん、ありがとうございました。
Posted by デザイン散歩 at 12:34 | Comments(1)