2011年07月21日
池波正太郎とジプシーキングス
小さい時にチャンバラで遊んでいたからと言って、時代劇が
特に好きになったわけでもないけど、時代劇をテレビで見て
これは面白いと思ったのが、「仕掛け人・藤枝梅安」。
原作の池波正太郎さんを知ったのも、これがきっかけで
これ以降、池波正太郎の男の美学や人生観に興味を覚えて
鬼平犯科帳や剣客商売、秋山小兵衛など、どれも見続けていた。
特に鬼平役の中村吉右衛門はじめ、俳優も芸達者がそろった
時代劇で、映画館にも子供と一緒に観にいったものです。
鬼平犯科帳のエンディングに流れる音楽がジプシーキングスの
「インスピレーション」。四季のうつろいを映像で、桜花や
花火、紅葉、雪降りと屋台など江戸情緒の画面によく合っていた。
ジプシーキングスは名の通り、フランスはアルル地方のジプシー
音楽グループだと知って、さっそく買ったのが写真のモザイク。
ジプシーの強さと陽気さと一緒に哀れみや悲しみを感じさせる
ジプシーキングスの音楽は池波正太郎の世界によく似合う。