2010年01月10日
伊万里焼がある橋

伊万里川沿いをジョギングするコースでは、伊万里焼の人形や
古伊万里調の大きな壷を見ながら、走っているのか歩いているのか
わからないぐらいのんびりと、スロージョギングしてます。

こんな焼き物が置いてある風景を見ていると、やはり、ここ伊万里は
焼き物の歴史がある街だな~と思うし、いい眺めですね。
人形や大きな壷など、置いてあるのはいつも同じ物なんだけど
青空だったり、朝陽を浴びたり夕焼けなど、その日によって色んな
表情を見せてくれるので、見飽きないね~。
(写真は昨年末の天気の良い時に撮影したものです。)
2010年01月08日
グッドデザイン賞の鋏ー②
美容鋏のデザインを始めるときの最初の仕事は、世の中にある美容鋏は
一体、どんな鋏たちが存在しているかを理解するのが、初めの一歩。
新商品を出すことは、他社との競争になりますから、まずは鋏について
他社商品の現状を知るため、「現状把握」のマーケティング作業です。
新しい美容はさみのデザインを考える時、チタンコーティングした
ハサミの美しい姿とは、どんな姿が適しているのだろうかでした。
光輝くような色を、より楽しめる姿に、「屈折」があるのではと思い
屈折する色の輝きを表現するには、どうするかとアイデアスケッチを
何枚も描いている途中に、「面取り」のアイデアが閃いたのです。
スケッチを何枚も描いていると、突然に「これかな」と云うのに出会い
後は、面取りラインのカーブ曲線のスタイリングに移ったのです。

美容鋏は美容師さんの大事な商売道具ですから、単に切れ味だけでなく
持ち易さや持ち替え易さ、指の当たり具合など、十人十色です。
個人の指の太さや硬さが違い、カット技術も多種多様。
こういった専門家を対象にする商品は、個々の個性に対応するように
指穴の大きさや形状など色んな工夫があり、ほとんど特注品に近いので
価格も10万~20万ぐらいになってしまう。
ハイテクなチタンコーティングをしていても、切れ味を左右する「刃付け」は
熟練の刃付け師による、刃付けの技が頼りになる。
刃先の面取りはマシンで加工できても、最後の仕上げは人の手ですから
作る人のこだわり方が、品質の良し悪しを左右するのです。
ハサミに限らず、モノを作っている人の「より良きこだわり」が大事ですね。
一体、どんな鋏たちが存在しているかを理解するのが、初めの一歩。
新商品を出すことは、他社との競争になりますから、まずは鋏について
他社商品の現状を知るため、「現状把握」のマーケティング作業です。
新しい美容はさみのデザインを考える時、チタンコーティングした
ハサミの美しい姿とは、どんな姿が適しているのだろうかでした。
光輝くような色を、より楽しめる姿に、「屈折」があるのではと思い
屈折する色の輝きを表現するには、どうするかとアイデアスケッチを
何枚も描いている途中に、「面取り」のアイデアが閃いたのです。
スケッチを何枚も描いていると、突然に「これかな」と云うのに出会い
後は、面取りラインのカーブ曲線のスタイリングに移ったのです。

美容鋏は美容師さんの大事な商売道具ですから、単に切れ味だけでなく
持ち易さや持ち替え易さ、指の当たり具合など、十人十色です。
個人の指の太さや硬さが違い、カット技術も多種多様。
こういった専門家を対象にする商品は、個々の個性に対応するように
指穴の大きさや形状など色んな工夫があり、ほとんど特注品に近いので
価格も10万~20万ぐらいになってしまう。
ハイテクなチタンコーティングをしていても、切れ味を左右する「刃付け」は
熟練の刃付け師による、刃付けの技が頼りになる。
刃先の面取りはマシンで加工できても、最後の仕上げは人の手ですから
作る人のこだわり方が、品質の良し悪しを左右するのです。
ハサミに限らず、モノを作っている人の「より良きこだわり」が大事ですね。
2010年01月07日
グッドデザイン賞の鋏ー①
このブログは、「デザイン散歩+」としているので、今年は昨年よりも
「デザイン」に関連する話を、もっとアップしようかと思っています。
あの松下幸之助さんも「まあ~、まずは思うことだね~」と、○○を
作ろうと思ったり、○○をしようと思うと、そう思った瞬間から関連する
ニュースに気付くことが多くなったり、関係する情報が集まってくるから
いつも、いつでも、「思う→強く思う」ことが大事だと言ってます。
新しいデザインを考えている時に、たまにですが夢の中まで出てきて
アイデアが浮かぶ事もありましたが、翌朝起きてみるとそれが一体
何だったのか、よく覚えていない事もあり、そういう時は夢中になって
ほんとに夢の中でもデザインを考えているので、思うことは大事ですね。

「はじめに言葉ありき」というのがありますが、これに習って言えば
「はじめに思いありき」となるのでしょうが、その思いの温度が熱ければ
熱いほど、やる気・本気の度合いが高いほど実現は近い。
写真のハサミはグッドデザイン賞に入賞した美容専用のハサミ。
刃先にはチタンコーティングを施しているせいで、紫色のような輝きが
あります。チタンコーティングした色の「輝き」を表現するデザインとして
「面取り」加工しています。その面取りのせいで、切れ味が良さそうな
よりシャープなイメージになるだろうと思ってデザインしたのです。
Gマークに入賞するのがデザインの成果ではなく、あくまでも従来の
美容ハサミよりも、もっと良くするにはどういうデザインをしたら
良くなるのだろうと、考えたひとつの「在り方」にすぎません。
これよりも、もっと良いハサミは他にもたくさんありますから、それらの
他のハサミとの「価値の差別化」をどうするかです。
切れ味、スタイル、重さ、耐食性、メンテナンス、色彩、生産性、流通など
こういったモノを構成している「要素・エレメント」を、まずは明確にして
・ハサミの構成要素のどれを優先するのか?
・商品全体の総合点バランスをどう配慮するのか?
・他社にはない「オリジナリティ」をどう打ち出すか?
など、あ~でもない、こ~でもないと、まずは「思う=考える」のですね。
この話しの続きは次回に。
「デザイン」に関連する話を、もっとアップしようかと思っています。
あの松下幸之助さんも「まあ~、まずは思うことだね~」と、○○を
作ろうと思ったり、○○をしようと思うと、そう思った瞬間から関連する
ニュースに気付くことが多くなったり、関係する情報が集まってくるから
いつも、いつでも、「思う→強く思う」ことが大事だと言ってます。
新しいデザインを考えている時に、たまにですが夢の中まで出てきて
アイデアが浮かぶ事もありましたが、翌朝起きてみるとそれが一体
何だったのか、よく覚えていない事もあり、そういう時は夢中になって
ほんとに夢の中でもデザインを考えているので、思うことは大事ですね。

「はじめに言葉ありき」というのがありますが、これに習って言えば
「はじめに思いありき」となるのでしょうが、その思いの温度が熱ければ
熱いほど、やる気・本気の度合いが高いほど実現は近い。
写真のハサミはグッドデザイン賞に入賞した美容専用のハサミ。
刃先にはチタンコーティングを施しているせいで、紫色のような輝きが
あります。チタンコーティングした色の「輝き」を表現するデザインとして
「面取り」加工しています。その面取りのせいで、切れ味が良さそうな
よりシャープなイメージになるだろうと思ってデザインしたのです。
Gマークに入賞するのがデザインの成果ではなく、あくまでも従来の
美容ハサミよりも、もっと良くするにはどういうデザインをしたら
良くなるのだろうと、考えたひとつの「在り方」にすぎません。
これよりも、もっと良いハサミは他にもたくさんありますから、それらの
他のハサミとの「価値の差別化」をどうするかです。
切れ味、スタイル、重さ、耐食性、メンテナンス、色彩、生産性、流通など
こういったモノを構成している「要素・エレメント」を、まずは明確にして
・ハサミの構成要素のどれを優先するのか?
・商品全体の総合点バランスをどう配慮するのか?
・他社にはない「オリジナリティ」をどう打ち出すか?
など、あ~でもない、こ~でもないと、まずは「思う=考える」のですね。
この話しの続きは次回に。