2010年01月15日
アイデアは質より量
この間、テレビのスポーツニュースを見ていたら、プロ野球の城島選手が
出ていました。シーズンオフのトレーニング中の様子なんですが、プロ野球
選手の場合は、とにかく走り込んで、下半身を強化して、次のシーズンを
フルに出場できる、「体作り」になるようです。
体を作り上げるのに、走り込むのが良いのなら、その走り方には
インターバルの取り方など効率の良い練習方法があるのでしょうが
階段でも坂道でも、とにかく走り込むのがいいようです。
そんなトレーニングを見ていたら、新しいデザインを考える時の様子と
何となく似ているようですね。
デザインの新しいアイデアを考える時は、スケッチ用紙を前に置いて
眼を閉じて瞑想をする事は全くなく、思いついたら、5Bの鉛筆で
アイデアスケッチを描いていくだけ。
そのアイデアが本当に新しいだろうかとか迷わないで、とにかく
浮かんできた順番に、どんどんと描いていきます。
描いたアイデアスケッチを見て、気になる所をまた改めるアイデアを
考えては描きます。描いたスケッチを描き直すのもアイデアですから。
似たようなアイデアでも気にしないで、とにかくスケッチの数を多く描いて
今日はこのテーマのアイデアスケッチを50枚描くとか、今週は100枚
描くとか、とにかく「手を動かして」描いていくと、良いアイデアが閃めく。
プロ野球選手の走るトレーニングの「走り込み」のように、スケッチを
どんどん描いていく、「描き込み」のように、1枚でも多く描いていくと
今度のデザインはこの辺かなぁと、段々と焦点が合ってきます。
ですから焦点が合うまで、「描き込み」をするしかありません。
走り込みで体力がつくように、描き込みをして新しいデザインに会うまで
とにかく描き込みの量を多くすると、走り込みで汗が出てくるように
デザインの新しいアイデアが出てきます。
描き込みに必要なのは、「紙」と「鉛筆」と、「ヤルゾ~!という執着心と
やる気の「気合い」だね。