2009年12月21日

貝印の爪切り



伸びた爪を切る時に使う道具の「爪切り」。
一般的には金属部分の表面仕上げにはクロームメッキが多く、表面が
ピカピカしている仕上げには、清潔感や高級感があります。
ですが、ピカピカしている事は、表面がツルツルしている事でもあり
指先に持つと、ちょっと「すべる」場合もあります。

ところが写真の爪切りにはクロームメッキ仕上げとは、ちょっと違って
艶消しの表面仕上げが施されています。
仕上げが「艶消し」ですから、ほんの少しですがすべりにくい。
色味が灰色になっているせいで、ずいぶんと地味な印象だけど
信頼できそうなソリッド感は出ている。

この間、伊万里に雪が降っている風景を見ながら爪を切ったのですが
クロームメッキよりも、この艶消し仕上げの方が、爪切りに触った時の
体感温度の、冷たさが違ってました。
クロームメッキの方は冷たいのですが、艶消し仕上げは触った時には
それほどヒヤッと冷たさを感じない、指先に優しい体感温度でしたね。

「爪を切る」という機能だけでなく、爪切りを指先に触った時の「触感」が
優しくて、表面仕上げにこだわった、カイカットデザインの爪切りです。  


Posted by デザイン散歩 at 12:51 | Comments(3) | 楽しいデザイン