2009年05月05日
グラン・トリノは名作映画

この連休に観たいと思った映画のひとつが、「グラン・トリノ」。
俳優のクリント・イーストウッドが監督した、主演最新作で
今年で78歳になるとは思えないほど、カッコイイ映画だ。
映画を観ていると、シーンしか見ていないので、年齢が78歳という
「数字」を感じる事はなく、リタイアした頑固な父親がそこにいるだけ。
カッコイイから何を演じても「サマ」になるけど、この映画では不良の
グループに向って、右手を拳銃のように差し出して、「バキュ~ン」と
たった今、お前たちを撃ったんだと云わんばかりの格好をしている所は
カッコよかとです。それは、単に彼らを「やっつけてやるぜ」のではなく
「そんな悪い事に大事な時間を無駄に過ごすのはやめなさいよ」と
まるで諭しているシンボルのようにも写っている。
若い時に朝鮮戦争の戦場で経験した「心の傷」を癒す事なく、時が流れ
隣りに住むアジアの家族との触れ合いから、心を開いていくようになる
辺りは、彼の「心の変化」を見事に写し出しており、そして心の傷となった
罪の意識と諭しへの決着が、思いがけない方に向っていく事になる。
アカデミー賞に輝いた「ミリオンダラー・ベイビー」から、4年目の作品だ。
Posted by デザイン散歩 at 20:39 | Comments(2) | 映画
この記事へのコメント
昔、大好きな俳優さんでした。過去形です。
Posted by オレンジペコ at 2009年05月05日 21:57
クリントさんは変わらず素適な俳優ですね。
Posted by Dボーイ at 2009年05月07日 09:19