2016年02月23日
良いモノが売れるにはさらに売る努力がいる
この間、東京ビッグサイトで開催されたスーパーマーケットトレードショーで
伊万里梨のフルーツソースや乾燥チップ、梨ぽんなど見本を展示して、
流通業のバイヤーの意見や、梨の加工食品に関心がある人の声をきいた。
関心が高かった順番は、乾燥チップ、フルーツソース、そして梨ぽん。
見本市は業界関係者が集まるので、みなさんそれぞれ味見してから
確認するように原材料の表示欄をしっかりと見てました。
これはいいね、すぐにでも欲しい、という声をきくと、開発した当人たちは
うれしくなり舞い上がってしまうのですが、開発の方向がまちがって
いなかった証と小指ぐらいの小さな自信にもなる。
ですが、出品したのは商品の見本で、まだ商品にはなってません。
いいね、の声だけに耳を象のように大きくすると舞い上がるので、
地に足が着いてないから、大事な声を聞き間違うかもしれません。
ここは例え小さな声でも、「○○味が気になる」という声にも耳をかたむけ、
さらに改良して独自性を高めるために気をひきしめないと。
今や良いものだから売れていく時代ではなく、モノがあふれているし、
少子高齢化で市場が縮小しているところへ、似たような商品はある、
という現実のなかで、良いモノを売るには、売る努力をまじめにしないと
売れていかない時代になってます。
良いモノを作る以上に、その良さをお客へちゃんと伝えて、お客に知って
もらう取組み(努力)が、モノ作りの人にも必須になってると思う。
ちゃんとしているつもりなんだけど売れていないのなら、それは
もっとしっかりやりなさいという天のサイン。
売れないなと誰かに愚痴をいっても、状況が良くなりませんから。
それでは今日の一日、明るく笑顔で。
モノが売れるにはモノの良さをお客にちゃんと伝えんば。
Posted by デザイン散歩 at 12:36 | Comments(0) | ビジネス