2008年04月14日
ゾーリンゲン・ヘンケルス

写真の包丁はどこでも見かける、ごく普通のデザインですから、この包丁が
どこのメーカーなのかが、わかるのは包丁に付いている「マーク」です。
上にあるマークは小さいですが、
写真はドイツのゾーリンゲンにあるヘンケルス社の包丁。
ヘンケルス社は日本では「キッチン鋏」などで有名。
キッチン鋏といえば、あの赤いキッチン鋏ですね。
日本の刃物産地には新潟県の燕、三条市や岐阜県の関市などがあり
関市には、世界に誇る日本のトップブランド「貝印」もあり、ここの製品は
国内のデパートやスーパーの包丁コーナーで見かけるだけでなく
海外での見本市では「 KAI 」という名で知られて、世界のKAI です。
そして、ヘンケルス製品は日本でも生産しており工場は岐阜の関市。
ヘンケルス社のブランドには2つあり、人間マークを2つ並べた「双子マーク」の
「ツヴァイリングと」、「一人マーク」の「ヘンケルス」の2種類がある。
双子マーク製品は「プレミアム」クラスもので、「最高品質」の製品に付けて
一人マークは、「バリュー」クラスで品質や機能、デザインなどが、そのクラスの
中ではベストの「価値ある」製品に付けている。
日本や韓国など海外でのライセンス製品であっても、品質はドイツのマイスター
的品質管理をしているから信頼できる。
2つのブランドと2つのマークによって「最高クラス」と「上級クラス」に分けることで
刃物製品の市場展開をセグメントして、信頼のブランドになっている。
そいぎ、写真の包丁は「一人マーク」やけんが、バリューもんたい。
Posted by デザイン散歩 at 12:05 | Comments(0) | 海外モノ