2024年10月17日
麦焼酎いいちこの広告ポスター

麦焼酎いいちこの名前を知ったのは、地下鉄の壁に貼ってあった広告ポスターを見た時で、40年前になる。
地下鉄の赤坂見附駅は銀座線と丸の内線が走っており、
東京駅や霞ヶ関、銀座、渋谷など利用客が多く、駅の壁に
B倍版の同じポスターを何枚もつなげているから、かなり
ポスターが目立った。
しかも、主役商品いいちこの写真は、どこにあるのかと
ポスターよく探さないと見つからないぐらい小さい。
駅の中を速足で歩くサラリーマンは、地下鉄で一息付く
ヒマもない時代に、大きな自然の風景の画像は、ちょっとした癒しにもなっていたようだし、何枚も貼ってあるから
速足で歩いても、ポスターが目立つ。

同じポスターを何枚も貼ってあるのに、まず驚いたけど、
他の会社のポスターが回りに貼られている中では目立たないが、他の会社のポスターがなく、いいちこでスペースを
独占すると、いいちこを見るしかなく、これは目立つ。
予算が少ない、時間がない、人がいない、地方の小規模企業が広告ポスターを始めて40年、今では海外30ヵ国ほどへ輸出している。商品価値の伝え方がブレてないね。
2024年10月01日
10月1日はデザインの日

今日の10月1日はデザインの日。
この日をデザインの日と決めたのは今の経済産業省の前、通商産業省の時代で国策としてデザインは重要な位置付けになり、ずいぶん前に名古屋で世界デザイン会議があり、それを契機にデザインの日が選定されたようです。
私がデザインに興味を持った頃は、まだデザインという
言葉が世の中に無く、通っていた名古屋市立工芸高校では
産業美術科という学科名称で呼ばれていて、ここにも産業が学科の名称にちゃんと付いていた。
そうなんだ、デザインってのは産業のひとつなんだと、
理解する事もなく工芸高校では仲間とワイワイ言いながら
呑気にモノ作りを楽しんで、しばらくしてからデザインという言葉が世の中に登場してきた。
ひとつのモノを作るのに、そこに参加している一人一人の考えはみんな微妙に違う。立場や年齢、役割りなど違いが意見に出る。その違いを緩和するのが「デザイン条件」、「デザイン与件」と呼ぶフレーム。
このフレームが産業につながり、デザインは産業のひとつ
になるようですが、今ではデザインの範囲がどんどんと
拡大し、デザインは有形無形に生活に関わってますね。
2024年09月06日
フランス菓子のこだわり

昨日のTBS、Nスタの番組で、わらアートまつりの様子が
放送されました。まずは地元新潟ののTV局で放送されたのが、きっかけとなり、内容も良かったですね。
今日のブログは、普段の暮らしの中で、滅多にというか、まったく登場しない語句のひとつ、フランスに関して。
ずいぶん前にフランスのパリへ行ったが、ルーブル美術館など見学して、パリ郊外の知らない街へ電車に乗って、
カフェや街並みをブラ散歩した程度でした。
そんなに縁が無いフランスですが、親戚のひとがフランス菓子やフランス料理を趣味にしており、その人から頂いたお菓子は横文字のパッケージ。
横文字の新聞をよく見ると、フランス語で書かれており
しかも、菓子店舗の名前も新聞に書いてある。これは仏語新聞に似せた店舗のパッケージ用包装紙です。
店主のフランス菓子作りへの思いが、包装紙に込められて
菓子作りのこだわりがパッケージから感じられます。
たかが包装紙、されど包装紙ですね。
2024年07月19日
無印のおろし金はいいね

関東地方に梅雨明けのニュースがあった。とはいえ、
梅雨が明ける前から夏日があるほど今日も暑い。
暑い毎日でもお腹が空くから、日々の料理はそれなりに
作っており、夏野菜のサラダや手作りドレッシングなどは
孫たちからリクエストされる時がたまにあり。
暑い季節にそうめんを食べる時、生姜をおろすのに重宝
している道具の一つが無印のおろし金。
ステンレス製で重さがあり使い勝手が安定している。
伊万里に居た頃は、焼き物で作られた大根おろしがあり
使っていたけど、焼き物には釉薬がかかっているため、
おろし作業は金属製と比べると時間がかかった。
わさびやニンニク、生姜などサイズが小さな素材には
やはり、金属製の小さなサイズのおろし金が使い勝手が
良く、商品のサイズ感はデザインの大事な要素ですね。
2024年05月31日
ほのぼのイラストのデザイン

コンビニは他店には置いてないオリジナル商品を開発し、そこのコンビニ独自の限定品を販売してます。
先日、駅前のローソンへ立ち寄ったら、競合する他社のコンビニには無いモノがあり、ほのぼのイラストが描かれたカップドリンクが置いてあった。
白いカップに線画のイラストで、いくつかパターンがあり
ただ可愛いだけでなく、社会のマナーをうたっており、
ゴリラの場合は「席譲りゴリラ」と書いてある。
商品の名前を大きくドーンと表記する事もなく、ほのぼのした可愛いイラストを描いて、カップドリンクを飲む時は
ほっと一息ついて、と言っているようだ。
地方の自治体にもキャラクターがいる時代になり、どうも
「可愛い」というキーワードは世代を超え、時代の価値として、しっかり定着してますね。
2024年05月14日
モノトーンのパティスリーイワヤナギ

久しぶりに自由ヶ丘方面へ長女と出かけた。
目指すお店は、パティスリーイワヤナギ。
こだわりのケーキが有名らしく、事前に席を予約した。
マンションの2階のお店へ階段を上がり、扉を開けると
インテリアはモノトーンにデザインされている。
カウンターやテーブルはもちろん、天井や床やスタッフが着ているユニフォームもモノトーン。

こだわりのケーキと一緒にコーヒーを注文したら、
ガラスに入ったコーヒーと、小さなぐい呑みのような白い
カップのコーヒーの2つがテーブルに置かれた。
白いカップのコーヒーを飲んだ後、ガラスのコーヒーを
足してと案内された。こういう飲み方は生まれて初めての経験でしたが、日常には無いモノトーンな空間と、新たな
飲み方に出会い、心地良い緊張感の時間でしたね。
2024年03月12日
椅子と20世紀のデザイン展

日本橋の高島屋で「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」が
開催されており、以前に家具や椅子のデザインに関わった事もあるし、さっそく日本橋へ出かけた。
展示されている椅子はどれも魅力的な作品ばかり。
椅子に使われる材料の大半は木材が多いけど、20世紀に
なると木材でも積層合板で座面や背面に曲面を出したり、金属パイプやFRPやPPなど最新の素材や技術が登場して
さらに新しいデザインの椅子や生活用品が生まれた。
特に、イームズのシェルチェアは身体にフィットするようプラスティック素材で柔らかなフォルムをデザインして
椅子の機能性や量産性、組み立て易さ、多色な展開など、
合理的なデザインのお手本ですね。
雑誌やネットなどで椅子の情報を知ることは出来ても、
「現物」を目の前にして見る方がやはり刺激になる。
我が家では「Yチェア」を使っているが、座面に使われて
いる素材はペーパーを編んでおり座り心地が良い。
座った時の当たりが優しく感じる。
それに椅子に座ってアグラがかけるので助かる。
デザインが良いのはストレスフリーにつながると思う。