2014年09月19日
紅茶小酒と書いて紅茶リキュールと読みます
昨年の秋から取り組みはじめたプロジェクトに伊万里産茶葉を
純米酒に漬け込んだ「お茶リキュール開発」があり、漬け込む
茶葉を緑茶や紅茶などタイプを変えて試作を繰り返しました。
純米酒も緑茶もどちらも体に良いものですが、緑茶をお湯でなく
お酒に漬け込むとカテキンやクロロフィルなど緑茶成分の出かたが
違うんじゃないのかな、という話がきっかけで、酒蔵と茶園が
共同で開発してみましょうと、プロジェクトが始まったのです。
いろんなタイプのお茶リキュールを試作していたら、純米酒と紅茶の
相性がどうやらとても良いようなので、商品にするなら紅茶が
いいのではと絞りこみ、どんなボトルがいいだろうとか、ラベルは
どうしようとなり、パッケージデザインに取り組みました。
いろんなガラスボトルの見本の中から、すっきりと細長いボトルを
仮の候補に選んで、ボトルに合うようにラベルの形も細長く。
ラベルに表現する要素として、商品の名称や企業のロゴマーク、
そして海外への販売も視野にいれて、英語の表記をいれるなど、
デザインのエレメントをまずはレイアウトして、どんな感じに
なるだろうと仮説をたて、パッケージの製造価格の見積りもとった。
かっこいいパッケージデザインであっても、製造コストが高すぎると
商品とのバランスがくずれるので、製造コストもデザインの条件です。
紅茶小酒と書いて紅茶リキュールと読み、伊万里の日南郷紅茶と
純米酒仕込みの「新しい価値」をどうデザインすると、この商品に合う
パッケージになるのか、文字の色や書体、大きさなどディテールの
詰めのデザインワークはこれからです。
それでは今日も一日、Have a Good Smile !
だんだん涼しくなってきて、お酒がおいしい季節ですね。