2014年03月03日

あめ細工のバラの指輪にみる新しい価値

ぶーるあめ細工のバラの指輪にみる新しい価値

寒いですねといって挨拶が暖かくなってきましたねに
変わって、カレンダーも3月に変わりました。

いつも新しい商品のアイデアを考えてますが、ものすごい
発明を考えるわけではなく、今あるモノの不満や不都合な
ところをどう改めればどう良くなるのかなと。

考えるヒントのはじめの一歩は、今あるモノを見つめること。
それが商品の形なのか、パッケージなのか、価格なのか
展示の仕方なのか、見せる場所なのかといろいろな「今」の
モノと置かれている状況など、まずは見つめてメモする。

そんなことを思っていたら、昔からある「あめ細工」の技術が
今の暮らしに受け入れられている改め方を見つけました。

それが写真のあめ細工で作られたバラの指輪です。
あめその物がスイーツのなかでは注目されないマイナーなのに、
バラの花になって、いろんな色をしたバラの花です。

2月のバレンタインのお返しに3月のホワイトディーには
バラの花のあめ細工の指輪を贈る人が多く、店のカウンターの
前には長い行列ができるようです。

あめ細工でバラの花びらを作れても、それを
今の暮らしシーンで使われるように改めるには。
1、バラの花のサイズを小さくして
2、いろんなカラーのバラの花で
3、指輪というのにして
4、かわいいパッケージにいれ
5、リボンをかけて
6、贈り物に使われる。

あめ細工でバラの花を作るのはできるので、
1の小さく作ることや、
2のいろんな色もそうむずかしくはないでしょう。

ですが、3から6までの「改める」作業は、あめ作り以外の
仕事なので、あめ製造業ではちょっと慣れない仕事になる。

新しい商品として価値あるモノになるには3から6が大事で
価値を生むプロセスをみると、改め方のヒントになりますね。

暖かくなってもマスクですが、今日もHave a Good Smile!
あめ細工のバラの指輪はきれいで可愛いですよ。



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Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(0) | デザインについて
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