2013年04月30日
商品名は控えめ。でも存在感があるパッケージ
類似するガムにはパッケージいっぱいに商品名を大きく書いている。
天地いっぱいに描いてあるのを見ていると、映画のロッキーを思い出す。
ロッキーのタイトルもスクリーンの上下いっぱいに書いてあり、
元気のでるテーマ音楽もいっしょに思い浮かんでくる。
名前はどこ?と探すほど、こっちの商品名はずいぶんとひかえめ。
正面にはエンボス加工の小さな凹凸をつけ、きらきらと光り、
その隅のほうに小さなマークがあるだけで、名前はサイドにある。
こういったキラキラ感の表現は、缶ドリンクなどにもよく見かけ、
名前を大きく掲げるよりは、見た目にはよい印象になってます。
キラキラ感を表現する場合、凹凸の形状やピッチの寸法、
光具合の程度などがデザインを決める大事な要素になり、
モノのサイズが小さいわりには、手がかかりそう。
商品を覚えてほしいばかりに、名前をでかくする方法もあれば、
利他の立場にたって、「ユーザーメリット」(効果、効能)の
イメージを優先したデザインとして表現している。
それに引き出し式になっているおかげで、取り出しやすく、
使い勝手も良いパッケージになっています。
Posted by デザイン散歩 at 12:32 | Comments(0) | パッケージ