2013年01月10日
試しに作った「ねぎ塩クッキー」
伊万里グリーンファームのねぎ名人・前田さんにはじめて会った時、
「こちらのネギの特徴は何ですか?」とたずねたら、
「香りの良さと、日持ちが他のより長いですよ。
ねぎ畑の土と水にこだわって、育ててますから」と。
それから、ねぎを素材にした加工食品の開発を手伝うようになり、
ねぎスープやねぎ塩クッキーなどができた。
ほかにも思いついて作っては、「これはどうもねぇ~」と
そりゃ残念なモノがいくつか過去にはありましたよ。
ねぎが好きな人もいれば、ねぎが苦手な人もいます。
ですから、ねぎ好きな人に喜んでもらうような商品にするには、
ねぎの香りと緑色の2つが大事になると思い、ねぎ塩クッキーは
見るからに「緑色」が出るようにと、形状や厚み、太さなどを
いろいろデザインを変えて、思いついた自分が試しに、日曜には
台所で配合を変えてソフトなねぎ塩クッキーをいくつか作った。
焼く温度を通常より少し低めにしたぶん、焼く時間を少し長めに
設定して、何回か試しに焼いてみたのが、上の写真です。
生産性の効率やコストは、ちょっと横において、優先するのは
お菓子なんだから、味わう楽しみ。
クッキーはひとつだけ食べて、ハイおしまいってよりは、
お茶といっしょにいくつか続けて食べるタイプ。
緑色したねぎ塩ソフトクッキーを前田さんに食べてもらったら、
開口一番に、「塩が少し弱か~」と言われた。
ほんのりな塩味なんですが、塩辛いのが好きな前田さんには
物足りなかったようでした。
それからしばらくしたら、「うちの孫たちが、この前作って
もらった、ねぎ塩クッキーをしらん間に全部食べてしまった」
と聞いた。ほんとに子供は素直で正直だ。
Posted by デザイン散歩 at 12:42 | Comments(0) | デザインについて