2008年11月08日

源氏物語を翻訳した人



今日の午後は伊万里市民図書館で、ある人の講演会があり出かけた。
川端康成のノーベル文学賞受賞に、多いに貢献した翻訳家である
サイデンステッカーさんの人となりについて、長年にわたって彼の
身近にいた山口徹三さんの講演会でした。

山口徹三さんは伊万里の大坪町で中学まで育った人ですが、東京で
ハイデンステッカーさんと知り合った身近な人物です。

ハイデンステッカーさんは、川端康成や三島由紀夫などの文学作品を
はじめ、源氏物語を翻訳して、世界中に日本文学を広める大きな働きを
した人物で惜しくも、昨年の8月に亡くなりました。

彼の1周期もすみ、伊万里市民図書館で「サイデンステッカー展」が
開催されており、今日の山口徹三さんの講演会となった。

サイデンステッカーさんはアメリカ人で戦争が終わり、硫黄島から米国に
帰る時に佐世保に着いたそうです。彼がそこで見た景色は、戦争では
負けた小柄な日本人が、ガレキを片付けながら、よく働いている姿でした。

東京下町の居酒屋で、山口さんはサイデンさんの口から、「ほんと~に
みんな、よく働いていたよ~」と、いう話を何回も聞いて、その「よ~く
みんな働いていた」日本人の姿に、彼は大きな感銘を受けたそうです。

写真は彼が愛用した、「タイプライター」。
伊万里市民図書館で、「サイデンステッカー展」が開催されていますよ。



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Posted by デザイン散歩 at 19:19 | Comments(3)
この記事へのコメント
あ~楽しみにしていたのに、朝まで覚えていたのに、健忘症かしら。サンデイストッカー展だけでも見に行かなくては。今日は素晴らしいクラッシックの音楽会に行き心の洗濯をしたから良しとしよう。
Posted by kosumo at 2008年11月09日 00:03
サイデンステッカー先生の講義を一度だけ聴いたことがあります。2003年にハワイ大学で取っていた授業に、特別講師として一度おいでになり、翻訳についてお話をされました。
お亡くなりになっていたとは知りませんでした。
伊万里でサイデンステッカー展が行われているなんて、びっくりです。なんだか嬉しいですね。
Posted by TokoToko at 2008年11月09日 05:42
Tokoさん、おはようです。
昨日の話では、サイデンステッカーさんは、永井荷風の影響を受けていたようですよ。
今日も図書館へ、サイデンステッカー展を見に行くとばい。
Posted by 東京ボーイ at 2008年11月09日 07:59
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