2011年09月07日

工作は「工夫して」作ること

工作は「工夫して」作ること

使い始めて30年近くになる木のお盆というか大皿。
直径が35cmぐらいで、素材は松の木。
片手でも持てるように、縁周りの内側がほんの少しだけ
凹んでいる。この「ほんの少し」というのが普段使いの
日用品や家具には、とても大きな価値があります。
しかし「ほんの少し」の加減具合は、作る人によって
判断はさまざまだし、加減の方向も違います。
他社製品よりも、ほんの少し安く作ることを優先すると
「ほんの少しの良さ」は生まれません。良さを考えるより
安く作るにはどうするかしか考えないから。

少子高齢、成熟社会では伝統的地場産業や陶磁器産業には
楽な時代ではないけれど、手作りならではの「良さ」を考え
消費されるより愛用されるモノ作りを工夫したほうがいい。
場合によっては「無用の用」ともいえる遊びの要素など
一見すると無駄のようなのも取り入れて、日用品の機能に
プラスして新しいカタチ(価値)を作るのも面白い。



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Posted by デザイン散歩 at 12:39 | Comments(1) | デザインについて
この記事へのコメント
手づくりのよさは、直接触りながらつくれるところですね
素材も吟味できますし、なによりも手触り、フィット感を確認しながら作成できる
ですから温かみが伝わってくるような気がします
Posted by 春旦 at 2011年09月07日 17:22
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