2010年03月26日
続・「納めの器」

伊万里鍋島焼の「納めの器」を開発する時には、生地にたくさんの
絵付けをしないで、食卓に合うような絵付けを各窯元さんたちが
それぞれ考えて試作し、昨年の秋に展示し中間アンケートをしました。
伝統工芸士の資格を持っている窯元さんは、食器の使用状況よりも
絵付けの技を発揮しようとして、多く絵付けする傾向がありますから。
そして、さらに改良した食器を2月のテーブルウェア・フェスティバルに出し
首都圏の焼き物ファンのお客さまに見てもらい、評価を受けたのです。

同じ形状で窯元によって絵付けが違いますから、女性客に人気が
ある絵柄と、そうでもないのがあり、こうして集めたアンケート情報を
参加した窯元さんにオープンにして、次に改良する場合や食器作りの
ヒントにして、器作りに取り組めば良くなるでしょう。
それから更に改良して、4月1日(木)から始まる「春の窯元市」で
販売するので、どんな風に仕上がっているのか楽しみですね。
上の写真の細長い容器には、料理も入れてもいいですが、チョコや
クッキーなど、一口サイズのお菓子入れにも使えますね。
春の窯元市については→伊万里鍋島焼協同組合
Posted by デザイン散歩 at 12:48 | Comments(1) | 伊万里鍋島焼
この記事へのコメント
当たり前とは言え…窯元さんも
みなさん勉強なさっていますね。
次の糧にされるわけですか…?
個人的ですが…写真で見せていただいただけで、手に取っていませんが、丸い方が好きです!
みなさん勉強なさっていますね。
次の糧にされるわけですか…?
個人的ですが…写真で見せていただいただけで、手に取っていませんが、丸い方が好きです!
Posted by 春旦 at 2010年03月26日 19:50