2022年07月09日

無印のサンダルはストレスフリー



暑い夏の季節、玄関に登場するのがサンダル。
今朝も朝のゴミ出しに行く時、サンダル履きで。

気に入りのサンダルは無印良品モノ。

無印のサンダルを構成している、底と甲のカバーの2つ。
底の所には足裏のなだらかな曲面があるせいで、足裏との
馴染みが良いし、底のクッションもほどよい。

甲を覆うカバーは伸縮性があり、足のホールド感が良く、
ここがビーチサンダルとは異なる。

無印のサンダルを履いていて、心地良さを感じる一番
大きな特徴はとにかく軽い。

この軽量感と、履いている時のフィット感のおかげで、
サンダルを履いている時、ストレスがない。

Less is more の言葉通りの優れものだと思うし、
最少の要素で最大の効果を、生み出している、
良質なミニマムなデザインです。


  


Posted by デザイン散歩 at 11:05 | Comments(0) | グッドデザイン

2022年05月10日

無印良品のボトルデザイン



ライフスタイル提案企業の無印良品。
ここが出来た頃から、知人が無印の商品をデザイン
していた事もあり、気になる存在の企業です。
カレーや文房具、化粧品、ファッション、インテリアと
生活用品だけでなく、ホテルなども運営してます。

そして今では海外にも、MUJI で展開しており、最初に
ロンドンへ店舗を出した頃、ロンドンへ行ってたので
どんな様子なのか、MUJI の店を覗いた事がある。

当時のスタッフは、髪は黒いおかっぱ、白く塗った顔
そして赤い口紅、黒いユニフォームと、異様な雰囲気で
無印良品のコンセプトからズレている印象だった。
今はグーンと良くなっているようです。

冷蔵ケースを見たら、アルミ缶に入ったドリンクがある。
ブドウにはブドウをイメージさせる紫色、みかんには
オレンジ色と、何の商品かわかりやすい。

必要最小限の情報で、最大の効果のボトルデザインです。
過剰な要素を削ぎ落として、無印良品のコンセプトの
商品デザインに仕上げているのは、仕組み作りが9割と
行き渡り、デザインがぶれないからですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 11:09 | Comments(0) | グッドデザイン | ビジネス | パッケージ

2022年03月18日

オリーブオイル専用のボトル



普段の生活習慣を見直す年齢になり、食器棚の中を整理
しようと開けたら、オリーブオイル専用のガラス瓶が置いて
あり、ここに合ったと久しぶりにご対面した。

イタリアへ初めて旅行した時、スーパーに行けばイタリア
の人たちの普通の暮らしぶりを知れると思い、ホテルの
フロントにスーパーの場所を聞いて行った。

スーパーの棚に日本で見かけないガラス瓶が置いてあり、
店のスタッフに聞いたら、オリーブオイルを入れる瓶だと
教えてくれた。

指で持つところは、持ち易いように窪んでおり、お酒を
飲むときの徳利にも似てるし、オリーブオイルを垂らす
時に後モレしないカタチや、蓋と注ぎ口を一体化している
シンプルな構成と、ガラス瓶なので中にあるオイルの量が
すぐにわかる、など良くデザインされていると感心した。

これは台所で使うより、ダイニングテーブルの上に置いて
それぞれの好みに合わせて使う調節の容器だと思った。
それより、まだまだ片付け仕事をせんばね。
  


Posted by デザイン散歩 at 11:53 | Comments(0) | 楽しいデザイン | グッドデザイン

2022年03月05日

チーズのパッケージは優れモノ@Kiri



たまに赤ワインを飲む時があるのですが、そのツマミに
時々、クリームチーズをそばに置いている。

そのクリームチーズのキリの箱を開ける時、いつも感心
するのが、箱の開け方のワンタッチの素晴らしさ。

チーズの箱の隅っこにある、OPENの文字が書かれている
半円形のところを押すだけで、外箱と中箱が分かれる。

あとは、押した指が箱の中に入っているので、そのまま
箱をスライドして、中のクリームチーズを出す。

箱のOPEN を押してから、開いて中のクリームを出すのに
おそらく3秒はかからないぐらい。

ワンタッチで押してスライド方式のパッケージですから、
開ける時のストレスが、まったく無く、安全で、簡単な
優れモノのパッケージデザイン。

ほんとに良く考えられているし、シンプルなデザインの
見本だと、いつも感心しています。
  


Posted by デザイン散歩 at 11:39 | Comments(0) | グッドデザイン | パッケージ

2021年10月17日

無印良品の紙フックとSDGs



緊急事態宣言が福岡県でも終わり、久しぶりに福岡へ
出かけて、無印良品など街中を見て回った。

無印良品の最初の店が青山にできた頃に立ち寄ってから、
40年ぐらいになる。その頃のデザインは加飾の時代とも
言えるほど、何でも装飾する方向になっていたのを、
反作用役のように、装飾しないモノを打ち出した。

何でもブランド化するのでなく、ノーブランドの意味を
漢字で無印とし、高級品でなく、価格の割に良質なモノ。

西友ストアの食器売り場のコーヒーカップなど、日々の
暮らしの道具から始まったと、無印の商品をデザイン
していた友人から聞いた事がある。

今の時代のキーワードのひとつにSDGs 。
無印のパッケージをぶら下げているパーツのフックが、
プラスチックから紙製に変わっていた。
  


Posted by デザイン散歩 at 13:23 | Comments(0) | グッドデザイン | ビジネス

2021年09月11日

iPadがやって来た



自宅で仕事をしている時には、机のパソコンを前に
土曜や日曜にも作業してたけど、いい年になった今では
すっかりパソコンの前から遠くなって、今では全く
触ることもなくなった。

そうは言っても、ネットで色々と検索することがあり、
スマホだけでは物足らなくなり、タブレットを使おうと
思い、自分の使い方に合うのは、どんなタイプが良いのか
専門家のMさんに相談した。

そして、機種の選定から購入、iPadな設定作業など、
専門家のMさんにあれこれというか、フルにサポート
してもらった。
おかげで、タブレット作業もスムーズです。
やはりその道の専門家が身近にいると頼りになります。

iPadのパッケージ正面には、そのウスサを強調しており、
細長いラインが一本描かれて、箱を開ける前に期待感を
打ち出したデザインですね。




  


Posted by デザイン散歩 at 15:05 | Comments(0) | グッドデザイン

2021年04月19日

シンプルなチョコパッケージ



パッケージの中にあったチョコレートは、すでに数年前に
食べてしまい、中のチョコはありません。

中身が無くなればパッケージは今で言う、不要なモノに
なるのですが、このパッケージの有り様を眺めていると
捨ててしまうには忍びなく、机のスミに置いている。

たいていのお菓子のパッケージは折り畳みタイプで、
フタを締める時、お店のシールを貼り、それで完成。

これも同様に折り畳み式ですが、シールを貼っていない。
その代わりというか、箱の両サイドを折り曲げてあり
その曲げ加減がシールの代わりになり、箱が開かない。
なるほどなぁと、こういう仕舞い方に感心する。

シールが貼ってあるとシールをはがす時、キレイに
剥がれる場合もあれば、シール跡が残り、そのオシャレな
パッケージの有り様を、「あ〜ぁ」とため息が出てしまう
場合もあるけど、これはシールが無いから、そんな事を
心配をする必要がないし、シールを作るコストも不要。

シールをはがすという行為に生まれる、ちょっとした
緊張感やストレスを感じさせないパッケージデザイン。

それに耳を垂らしている動物の顔のようにも見えて、
愛嬌があるスガタを捨てるには忍びないし、既成概念に
固まった頭を少しは、ほぐしてくれそうな気がする。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:12 | Comments(0) | グッドデザイン