2011年09月29日

イメージを実現するには

最近は、11月の「スイーツ・ルーツ伊万里フェスタ」や
鍋島藩窯秋まつりの鍋島スイーツや伊万里まちなか一番館が
もうすぐオープンするなど、伊万里の記事が続いたので
今日はデザインの話しを。

新作食器のデザイン開発を手伝ったモノをグッドデザイン賞へ
応募したのですが、まだ頭の中のイメージを確認するために
スケッチを描いては、何枚も書き直しをしたのでした。
なぜ描き直すかというと、ふわふわしたイメージを「現実」に
より近づけて実現するため。
思い浮かんだイメージを実現するためには、
「使いやすいのだろうか?」や「仕上げはどうだろうか?」
「大きさや重さはどうか?」など、「?」の繰り返し。

いろんな要素(独自性、機能性、スタイル、コスト、生産性など)
の「だろうか?」の質問に、答えらしきものを用意しては
デザインスケッチの描き直しを繰り返していく。
パッケージデザインは?、展示の仕方は?、ロゴマークは?
イメージの妄想があまりふくらみすぎるとモノになりにくいし
かといって、現実のほうに重心を置きすぎると、代わり映え
しない、つまらないモノになってしまう。

やることは多いのですが、できることは「ひとつ」ですから
あれもこれもと手を伸ばさないで、ひとつずつ。
イメージを実現するには、こういったフィルターをひとつずつ
進めながら、「リアルな現実」に近づいていく。
いくつかのハードルを越えたとしても、たったひとつの
ハードルが越えられないと、現実が急に遠ざかってしまう。
イメージを実現するには、優先順位の高いハードルから
順番に、ひとつずつやるしかないね。



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Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(3) | デザインについて
この記事へのコメント
確かにその通りですね。

イベントなどの企画もテーマが絞れていなかったら
告知の時に「結局何がやりたいの?」
っていう状態になった苦い経験が多々あります(苦笑)

「デザインは引き算である」

あるデザイナーさんがコメントしいた記憶があり、
妙に納得した記憶があります。
(誰だっけなぁーーー思い出せない)

企画を立てる場合も
アイディアも加えていくのはたやすいけど
削っていくのは結構大変です。

これって、文章を書くのに似てますね。
Posted by 図案屋図案屋 at 2011年09月29日 17:32
図案屋さん、こんばんは。

コメントをどうもありがとうございます。
Posted by デザイン散歩デザイン散歩 at 2011年09月29日 20:58
最後はどうしても現実的なものになってしまいます
奇抜・・・非常識・・・独創的・・・大好きなんですけど~!
Posted by 春旦 at 2011年09月30日 03:28
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