2008年04月26日
カッターナイフ

写真のカッターナイフは 「dahle・ダール」 といってドイツ生まれです。
一般的に、カッターナイフと言えばは「NTカッター」や「オルファ」が有名。
NTカッターの「NT」とは日本転写のNIHON TENSHAの頭文字で、印刷用の
フィルムの作業をする方が、写真フィルムなどをカットするときに、カミソリ刃を
端から折って使っていたのが始まりで、そこの会社の新規事業になった。
そして、オルファの名前の由来は「折る刃」から生まれたネーミング。
一般的に、中の替刃がうすいせいか、カッターの本体もうすいタイプが多い。
おそらく、経済的効率が優先しますから、生産性のコストや流通、売り場での
販売数を少しでも多くしたい意図があるのでしょう。。
使うときには、手や指先に力がはいりますから、あまりうすいと手が痛いのですが
このドイツのダール製のカッターは見ての通り、丸みがあるだけでなく
厚みもあるので、切っていても手や指が痛くない。
そして、本体が少し曲がっているのが、このデザインでは重要。
この少しの曲がりがあることで、カット作業がとても楽になる。
ほんの少しのこだわりだが、使い良さが優先されたデザインです。
Posted by デザイン散歩 at 12:02 | Comments(0) | グッドデザイン