2011年03月31日

トーストのようなカップ敷き・コースター




ニューヨーク近代美術館・MOMAのデザインコレクションを
見ていたら、トーストの形をしたカップ敷き・コースターを見つけた。

コースターのトーストは「コルク製」で出来ています。
機能性や生産性、価格、素材など配慮すると、丸いコースターや
四角いのやらでも、充分なんですが、朝食時間を「もっと楽しもう」
となると、シンプルだけでは、ちょっと物足りない。
例え、朝食にトーストを食べなくても、いつもトーストが見える。
トーストは食べもんですが、コーヒーの側で「見える」ようにして
楽しいデザインが身近にあると、ほんの少しでも暮らしが楽しく
なるアクセントにはなります。

ところで今度の東日本震災は長丁場になるし、被害にあっていない
伊万里にも震災の経済余波が大なり小なりやって来ています。
春休みのディズニーランド旅行がキャンセルになったり、飲食店での
送別会や歓迎会などの宴会を控えるなどなど。
自粛や我慢、辛抱などはあまり得意なほうじゃない、なさけない者
なりに、この長丁場を何とかしのいで生きるには、まだ気持ちが
ぜんぜん落ち着かないけど、悲しみや怒りは胸において、元気に
やるべき仕事を、「気合い」をいれてせんば。元気な気合いだ。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:49 | Comments(1) | 楽しいデザイン

2011年03月30日

ハートランドは緑色したビール瓶



緑色したきれいなガラスボトルは、キリンビールから出ている
ハートランド」のビール瓶。

ビール瓶には「ラベル」が貼ってあるのが普通なんですが
ハートランドビールは、元々のガラス瓶に商品名が彫り込まれて
いるから、ラベルが貼ってありません。

なのでビール瓶自体が、ハートランド専用ガラス瓶。
キリンビールの数あるビールの中でも、この「ハートランド」に
掛ける「熱意」と云うか、思いが他のビールとは違うようですね。
六本木ヒルズの1階には、お店の名前も「ハートランド」という
ビアバーもあるぐらいですから。

ラベルがなくて、緑色したボトルを見れば、ハートランドだと
認知されるようにデザインされてますが、同時にビール作りへの
「熱意」や「こだわり」も一緒に表現しています。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(1) | ブランド

2011年03月28日

使いやすいスプーンはイタリアン


ほぼ毎日のように使っているスプーン。
使いやすく作られているから、気に入ってほぼ毎日使ってます。
写真のスプーンに出会うまでは、今まで使っていたのが使いやすいと
思い込んでいたのに気付かされた。
一般的にスプーンの形状は「たまご型」や「楕円型」が多くあり
それはそれで使っていても別段、特に困ることはないのですが
特に困ることが無いから、といってそれがベストだとは限りません。
モノ作りをしている人は、作るのが仕事ですから、作りにはこだわるが
「モノの使い方・在り方」がおろそかにならない配慮が必要です。
作っている当事者は、ちゃんと使い方にも配慮しているように
口にするけど、それはあくまでは作り手個人としての使いやすさであり
本来の使用者にとって、ほんとに使いやすいかは疑問の場合もある。







写真のスプーンは「使い方」と、「作り方」のバランスがとれて
微妙な角度や、たまる部分の膨らみなどが絶妙にデザインされている。
デザイナーはイギリス人のジャスパー・モリソン氏、作っている
メーカーはイタリア企業のアレッシィ
ここの商品は楽しいものが多いから、見ているだけでも面白い。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(1) | デザインについて

2011年03月27日

手作り木製キャビネットの出来上がり

今年の1月下旬から参加した「森から始まる家具作り塾」。
熟練の田端棟梁や山口教官、そして親切なスタッフの皆さんのサポートと
参加者の和気合いあいした雰囲気のおかげで、初級者にしてはずいぶんと
上出来なキャビネットができました。
モノを「作る楽しみ」を存分に満喫した、家具作り塾は楽しかったですね。
カタチが残るだけでなく、一緒に楽しんだ時間もこうして残るのですから。
昨日は天気も良く、柿渋の塗装にはもってこい。木目模様も落ち着いてます。
ちょっと、こだわったのは取っ手。 同じ県産材の杉材の残り木を利用して
今回の木工塾で教えてもらった、毛引き、のこぎり、ノミを使って作った。
そして、手の当たる部分は丸みを付けるルーター加工をしてきれいにと。



塗装する前で、白木のままの生の状態は、こんな感じ。


同じ図面で、同じキャビネットを作ったのですが、出来上がってみると
参加者のそれぞれの性格がちゃんと反映しているから面白いね。



「美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに」という、フィルムメーカーの
CMが前にあったけど、作っている人の「人なり」が出るもんです。
こんな楽しい工作を覚えたからには、また参加して作らんば。

楽しい家具作り塾を主催してくれた⇒循環型たてもの研究塾(武雄若木)
  


Posted by デザイン散歩 at 12:28 | Comments(1) | 日記

2011年03月19日

シンプルと単純は似ているけど

いつものように朝が来て、いつものようにトーストを食べている。
こんなごく普通の朝食が、ずいぶんと贅沢に思えるこの1週間です。

いつもの朝に使っている写真の木のお皿は使いはじめて30年になり
あまり身近にあるせいか、ほとんど気にすることなく使っています。
工業デザイナーの師匠のような秋岡芳夫先生が主宰していた
「モノモノ」というグループの勉強会に参加していたときに見つけた。
真ん丸い形をしている木製のプレートで、毎日使ってますが
30年経っても、ぜんぜん飽きがこないで使い続けている。
お皿のサイズ加減、リムの幅、中の凹み具合、持ちやすさ、厚みや
収納性、重ねやすい、木目の美しさ、プロポーション、木肌の色など
いろんな要素のバランスが気にいってます。







形が真ん丸だから、シンプルなデザインだと言えるかも知れないけれど
シンプルを日本語に訳すと、「簡単な」とか「単純な」の意味になりますが
道具として「理に適っている」ことも、シンプルな意味にもつながるのでは。
あるいは、カタチに無理がないとか。多少の無駄は潤滑油になるので
あそび部分があったほうがいいと思う。
材料を加工してモノを作る場合、無理な加工をして作ると、後になって
「ひずみ」が出てくる。ひずみという字は「歪」と書き、ひずみは何事にも
あんまり嬉しいものではありません。

商品の存在価値として、「理に適っている」ことは何だろうと探して
探した「理」を「カタチ」に集約すると、意外なシンプルに出会うかもね。  


Posted by デザイン散歩 at 12:41 | Comments(1) | デザインについて

2011年03月13日

例え小さくてもできることから



まったく想定していない突然の大規模な震災を目の前にして
ニュースの画面を見ていても、この事態に何をしてよいのか
言葉が見当たらないせいか、気持ちも落ち着きません。
悲惨なニュースを見ていると、気持ちが暗くなりがちですが
反対にこういう時こそ、良くなるために明るい光の方を見ようとすれば
少しは気が落ち着くような気がします。
個人ができることは、ほんとに微力ですが、チリも積もればなんとやら
被災地の復興に少しでも役立つことをしなければ。

  

Posted by デザイン散歩 at 19:21 | Comments(3) | 日記

2011年03月11日

伊万里ブログ村で勉強会



今日は東北で地震があり、被害も大きく大変です。

津波警報が九州に出ていて、まだまだ油断ができません。

そんな状況ですが、今夜は月1回の伊万里ブログ村。

今夜は新しくブログアッブする人が、2人いますから

勉強会は休めません。

伊万里のブロガーさんが増えた今夜は充実したブログ勉強会です。


  


Posted by デザイン散歩 at 21:29 | Comments(8) | 日記