デザイン散歩・プラス

伊万里といえば、伊万里焼や伊万里牛、伊万里梨などの
特産品がありますが、広く知られている物となれば、
歴史がある伊万里焼に軍配があがる。

市内から車で15分ほど行くと、焼き物の里の大川内山が
あり、鍋島焼の窯元が集まって、伝統的な焼き物から、
普段使いの食器など、いろいろな焼き物に出会えます。

また、伊万里市内でも駅から駅前通りを歩いて5分で、
伊万里川に出合い、川の両岸には焼き物の陶板が飾って
あり、伊万里焼の文様や絵付けの技を身近に見ることが
できる、オープンなアート展示場になっている。

天気が良い日に川沿いの陶板を眺めながら、ぶらぶらと
散歩して、川沿いのカフェでコーヒータイム。
来月はもう師走になるので、その前にのんびりと静かな
時間も、たまに良いですね。
  

ジョギングするときには、伊万里川沿いの
遊歩道を走ることもあり、川沿いの白い塀に
伊万里焼の陶板が貼ってある。

手間をかけた色絵や、さわやかな染付など、
みんな伊万里焼の陶板なんですが、描く窯元が
違えば、絵付けの模様やタッチも異なる。
同じようだけど、表情はそれぞれ違う。

遠い昔、伊万里川から長崎へ運ばれ、そして
ヨーロッパの王侯貴族へ焼き物が渡って、
港町の伊万里から運ばれたので、焼き物が
「古伊万里」とよばれるようになった。

そんな歴史を感じるには、ジョギングでスタスタ
走るより、ここの場所はゆっくり歩いて、ひとつ、
ひとつの陶板を眺めながらもよかですね。
  

（伊万里駅前通りの古伊万里美人像）

伊万里にも韓国、タイ、中国などのアジアをはじめ
欧米の観光客が来ています。
そして、日本人の中高年旅行客も見かける。

外国人に限らず、観光客が伊万里に来た記念に
撮影するのは、市内に置いてある焼き物と
いっしょにスマホで撮影してます。


（相生橋の酒樽にまたがる酔っぱらい人形）


（延命橋のなまずと唐子人形）

佐賀銀行の露地をはいった所の焼き物店の壁に
飾っている大皿の前も記念撮影スポット。
豪華な大皿が前よりも増えている。



たとえ、居酒屋の店内に大きな焼き物の壷などが
置いてあっても、人気の看板メニューがあっても、
店の前に店内の様子や人気メニューにどんなのが
あるのか、こうした案内が店の前に置いてない。
なので、観光客が店に入らず素通りしてしまう。

店の中の様子を「観光客」にわかるよう、人気
メニューの写真を、入り口に貼って、キャッシュレス
対応できるとか、英語、中国語のメニューも用意して
いるなど、メッセージ（ＰＲ）を出してあると、入って
みようのきっかけになるのでは。

昨日の日曜、昼から伊万里まちなか一番館の２階、
ＰＯＲＴＯで開催された、インバウンドセミナーに
参加した。インバウンド対応でキャッシュレスも
大事だし、言葉のコミュニケーションなど、時代の
変化とローカルの課題に工夫せんばね。
  

伊万里の山の上には茶畑があり、
その高さは標高４５０ｍ。

日南郷（ひなたごう）でお茶を栽培している
横田茶園さんは３代目。

５～６年前から、自然農法でお茶を栽培して
いるときいて、標高４５０ｍの茶畑の現場へ
久しぶりに訪問した。

山のてっぺんの茶畑ですから、空がひろいわ、
吹く風はさわやかだわ、眺めのよい場所で、
平地の暑さとは段違いで、日陰で話していると
気持ちまでさわやかになってくる。

こんな気持ちの良い場所で、育てられている
自然農法で栽培したお茶をごちそうになった。
本棚に「奇跡のリンゴ」の本が置いてある。

伊万里の山で育てた、お茶の「伊万里茶」を
もっとお茶好きに知ってもらうアイデアが
浮かんできたのは、山に吹いたさわやかな
風のおかげ。プロジェクトが動きはじめた。

それでは、まだまだ夏本番。
水分補給して熱中症に用心せんばね。

  

梅雨の合間とはいえ、暑い日が続きます。
久しぶりの青空天気で日中の気温が３０度
近いけれど、夕暮れ時の伊万里川沿いには
涼しい川風が吹いてます。

伊万里川の川壁には伊万里焼の陶板がはめて
あり、染付や色絵など、いろんな陶板があり、
ウオーキングしながらの良き眺め。

江戸時代の頃と比べたら、当時の面影もなく、
伊万里川の風景は変わっても、ここから焼き物が
平戸、長崎の出島、そしてヨーロッパへ運ばれた
歴史の拠点であった事に変わりはない。

伊万里焼の陶板があるけど、文様の由来や
意味など、ちょっとした説明があると、伊万里焼
への興味もわいて、伊万里焼の歴史だけでなく、
これらを描いている窯元のところへたずねる
きっかけになるかも知れないね。
  

平成３０年１月４日から仕事始め。そして
今日からデザイン散歩プラスのブログ始め。

年末年始の静かな休みのなかで、楽しかった
出来事がそば打ち体験。

大晦日の朝、伊万里の二里町炭山地域の
農業体験センターで、そば打ち名人が教える
「そば打ち体験」にでかけました。

１０年ぐらい前も、隣りの料理人さんから
手打ちそばを教えてもらい、自分で作った
そばで年越しそばを食べたことがある。

そば打ちの手順はだいたい覚えていたし、
そば打ち名人の指導のおかげで、そばを
仕上げることができた。

そばを作る楽しみ、作ったそばを食べる
楽しみが同時に味わえたそば打ち体験。

食べるのに１０分もかからないけど、作るのは
その４～５倍はかかる分だけ、食べる楽しみが
より大きくなるそば打ち体験。

ブログを書いて今年で１１年目。
もう少しうまく書ければと反省ばかりの
１０年が過ぎ、新たな１年を迎えました。
それでは２０１８年もよろしくお願いします。
  

この季節になると、夕陽が沈む時間とジョギング
する時間が近いせいで、夕陽の風景をながめ
ながらジョギングしています。

写真は先週の梅雨明けで、伊万里川の河口を
ジョギングしているときにスマホで撮った
夕焼けの景色で、まるで海のよう。

このブログに以前も夕焼け写真をのせてたけど、
インスタグラムをはじめてからは、インスタと
ブログをリンクしているので、ブログに直接、
アップするのが減ってしまった。

伊万里の夕焼け写真をインスタに投稿すると、
知らない人から、いいね、が来るので、その人の
サイトを見る。こうして画像のコミュニケーションが
伊万里にいても世界とはじまり、夕陽の写真を
撮ってるだけでなく、世界とつながっている時代。

伊万里川沿いの歩道や建物に、大して変化は
なく、いつもの見慣れた眺めですが、伊万里川の
河口近くで、ちょうど夕陽が沈む瞬間を見るのは
良い眺めなので、走るのちょっと止める。

走るのをやめると、額や首に汗が流れはじめ、
その汗に川の風があたり、ほんの少し涼を感じる
伊万里川沿いの夕陽です。
それでは暑い一日、こまめに水分補給して
明るく笑顔で、汗かいて。